あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
さて、この場所。
松城中学校の近くの小さい川のあたり
那覇市繁多川3丁目。松城中学校の北側、学校の門の近くで川をまたいでます。
ここは沖縄が舞台のアニメ「SK∞ エスケーエイト」でも登場します。主役の喜屋武暦と馳河ランガが高校に行くルートの一部です。


で、最近“聖地巡礼”しましたが、現地に行って発見してしまいました。

「そのルートじゃ行けない?」

【おしながき】

※お願い

現地は住宅街です。聖地巡礼の際は地域に迷惑をかけないようお願いします。
あとコロナ対策も忘れずに。

その先、行き止まり


先の写真のすぐ近く。松城中学校の門の前を西へ川沿いに進むと
作品内で暦とランガは左へ行くが、現地は家がある行き止まり
この地点。ここもSK∞に登場しますね。2人は写真を右から左へ進みます。

しかし、左へ進んだ先は行き止まり。家があります。

そこで問題のルートの地図を見てみましょう。
暦とランガの通学ルート検証地図
(Googleマップを元に)
印1が松城中学校の門の前。印2が「進む先は行き止まり」な交差点です。

作中では印3の部分も通ります


ですが、1・2・3の地点を順番通りに行く道は、川沿いにはありません。自動車が通れない細道があればという以前に、家がありますから。






かわりのルートはあるのか


ですが、ないと言うだけでは面白くないので、かわりのルートがあるのかも現地で歩いて確認です。

例の「その先行き止まり」地点。
作品内で暦とランガは左へ行くが、現地は家がある行き止まり
撮影場所の背後(写真手前側)にも道がありまして、ここからは沖縄工業高校へ通じる道に出ることができます。

松城中学校前の川沿いからエスケープできるルートはあるけど、急坂です
ただし、すごく急坂です。松城中学校の南側は傾斜の急な丘なので。
ここをスケボーに乗って登るのはきついでしょ。

ということで、かわりのルートを地図に表記。
代替ルートでも無理がある
さっきの急坂が印4。緑の線が印123を順番通りに進むかわりのルートです。印4付近から沖縄工業高校へは下り坂です。
さて、途中の「このへん道せまい」の場所なんですが…
ここスケボー乗って走るの無理やて
地図にも載らない、人1人通れる程度の幅の細道。しかも排水溝と蓋があるので、蓋の穴がスケボーの車輪の天敵。ここを通るならボードは持ちましょう

その細道の先は
細道から開けたところ
このように開けていて

沖縄工業高校の裏側ですね
印3の地点に到達します。

結論


現地調査でわかったこと。

〇作中の動きに合う道はない
〇描かれた地点を通るかわりのルートはあるが、急坂や狭すぎる道がありスケボー通学は困難

その結論は

〇絵になる地点、映える地点をつないだだけ
〇そこまで緻密な現地取材はコロナ禍で難しかった

といったことでしょうか。
まあ、作中ではモデル地点が沖縄ではない場所もあるらしいですからね。ビーフ(作中ではスケボー対決をこう言う)で重傷を負った暦や桜屋敷(通称チェリーブラッサム)が担ぎ込まれた病院の外観は鳥取にある病院がモデルだとか。
(地元感覚だと対決場所との近さでは県立中部病院か中部徳洲会病院、暦の居住地寄りだと那覇市立病院か沖縄赤十字病院あたりがよさそうだが)

それに、松城中学校の周辺から2人が通う高校のモデルとなる興南高校へ行くとなると、興南の手前、真嘉比で上り坂になるのでね。

聖地巡礼がアニメの楽しみ方として定着し、現地の描写がハイレベルな作品が増えたことから、表現が甘いと「おや?」と感じることもあるでしょう。
ですが、SK∞は申し分ない上出来だと思いますよ。
創作話なので、肩肘張らずに楽しみましょう。


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