あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
東京と大阪以外での大規模鉄道模型イベントのはしりとなったといわれる、名古屋の百貨店・丸栄での鉄道模型展。
しかし、丸栄自体の6月閉店で、今回が最後とのこと。

さて、本題は鉄道模型ではなく、百貨店(デパート)の方。

1615年創業の呉服店から百貨店「十一屋」を経て、1943年に丸栄となったこの店。現在の店の建物は、十一屋と合併した百貨店「三星」の1939年開業時の建物を第2次大戦後に増築、1952年に完成した物とのこと。

実は、戦後世代の百貨店建築って、あまり注目されてないように感じますね。

百貨店建築というと、日本橋の三越や新宿の伊勢丹、難波の高島屋のような「戦前の建物」は有名ですね。

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(例:新宿の伊勢丹本館)

一度いじった外観を復元する例もあります。
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例えば鹿児島の山形屋。最近だと浅草の松屋も。

耐震性などの理由でやむを得ず改築・建て替えとなる場合も、以前のイメージを保つよう配慮されることがあります。
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梅田の阪急がそうだね。心斎橋の大丸は建材も再利用するとか。

でも、戦後世代の百貨店の建物はどうだろうか。
丸栄増築は心斎橋そごうなどを手がけた建築家の村野藤吾の設計で、1953年度の日本建築学会賞受賞作品ということもあり、閉店後の解体・再開発構想に対して保存を求める要請もありますが、ほかはどうか。

そのあたりの建物で、建築や文化など価値を見出だせるのか。

個人的には、クラシックな装いから脱却しつつも特色がある1960年代前半までと、平成以降は個性や評価ポイントがありそう。
1960年代前半までだと、丸栄以外にも名古屋の三越や岡山の天満屋、熊本の鶴屋かな。
平成世代だと新宿の高島屋、札幌の大丸、那覇のリウボウとか。
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(例:リウボウ)

ただ、その谷間、1960年代半ばから昭和末期あたりって、どうも画一的な印象が強いんだよなぁ。
そこに何を見つけられるか。建物自体や景観を残す程の価値はあるのか。


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コメント
この記事へのコメント
昭和後期があまり保存対象になりにくいのは、耐震性の弱さもさることながらデザインが単純で、かつまだこのころの建築は多数存在するから。
霞ヶ関ビルが文化財登録されれば流れは変わるんじゃないでしょうか。
2018/05/11(金) 21:51 | URL | からや #/eHZo/AY[ 編集]
耐震性や画一的とかはあるでしょうね。
旧国鉄のそこそこ規模の都市の駅とかもそうですし。
2018/05/16(水) 22:44 | URL | 管理人まさや #-[ 編集]
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