あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
那覇ハーリーでの巡視船「おきなわ」一般公開に乗じて商船観察。

巡視船おきなわから見る南西海運のよね丸
巡視船おきなわの操舵室横から。オレンジ色船体の南西海運が3隻。
手前の船は2022年就航の南西初のRORO船「よね丸」。
総トン数8,750t、全長154m。建造は内海造船。これまで小さいコンテナ船(いわゆる499GTな内航貨物船とその派生)だらけでしたが一気に大型化。


[巡視船から見る商船@那覇港2023年5月]の続きを読む
衆議院解散の日の夜、那覇市内某所で「前」衆院議員になった人が街頭演説してました。
その内容のひとつに
「石炭火力発電をゼロに」
がありました。

harukana-gushikawabeach201904-05.jpg
(写真は沖縄電力具志川火力発電所)
その主張は、温室効果ガスの排出量の削減が念頭にあるのでしょう。それは重要。
しかし、「石炭火力発電ゼロ」は沖縄にとって死活問題なんですよね。
沖縄が地元でありながら、沖縄県民を苦しめるような主張。沖縄電力に喧嘩を売るような主張。正気ではないですね、石炭火力から脱却するには、今から10年計画どころではない相当長いスパンのロードマップが必要になりそうなんですが。


[「石炭火力発電ゼロ」は沖縄の死活問題]の続きを読む
コンビニ国内最大手でありながら、長年沖縄になかったセブンイレブン。
そのセブンが沖縄に進出したのが、2019年7月11日。
711open-naha-matsuyama1chome.jpg
(写真は沖縄第1号14店舗のひとつ、那覇松山1丁目店の開店当日)

あれから1年経ったんですね。
セブン沖縄進出1周年の大看板
セブンの沖縄オフィスが併設されてる那覇松山1丁目店では、建物壁面に特大広告が出てます。
那覇、糸満、北谷などの14店でスタートした店舗数は、その後浦添、沖縄市、名護と範囲を広げ7月2日時点で47。7月中には4つ増えて51店になる予定のようです。

さて、進出から1年。
よかったこと、物足りないこと、いろいろあります。

【よかったこと】
〇セブンでないと買えないものが手に入る
「セブンプレミアム」や「金の〇〇」だけではありません。
nakamoto-cup-hokkyoku-01.jpg
個人的にはこれがトップ。蒙古タンメン中本。北極やチーズ入りなど時期限定物も含めて。ラーメン/つけ麺系だとすみれやとみ田も嬉しい。
あと、ゆずれもん。

〇Suica系のチャージがしやすくなった
セブン銀行ATMはセブン進出前から沖縄にもありますが、ゆいレールの駅の改札内や那覇空港と限られてました。それがセブン進出で増えました。
そして、セブンATMはSuica系電子マネーのカードへのチャージが可能(ローソンでもチャージはできるがレジ店員作業)。ゆいレールが2020年3月からSuica互換カードに対応できるようになったので、観光客にも嬉しい。

【物足りないこと】
〇「沖縄を除く」商品が結構ある
沖縄で先行するファミマとローソンでは、「沖縄を除く」な商品が度々登場しており、セブンはどうなるのか気になるところでした。セブンに全国と同様な品揃えを期待する声も多かったようです。
しかし、現実は「沖縄を除く」が結構発生しました。中でも、セブンから火がつき2019年後半にブームになったイタリアンプリンは、沖縄のセブンでは未だに売ってません。その間にファミマからイタリアンプリンが発売される始末。
ただ、弁当、惣菜、スイーツ関係については、製造工場の能力の事情もあるのかなと推察できます。進出1年で50店舗という状態では、コスト面で工場の能力に制約がありそうで。

〇さんぴん茶を売ってくれ
さっきの「沖縄を除く」とは逆の、沖縄な商品の話。
ゴーヤーチャンプルー丼やタコライス、サーターアンダギーなど沖縄限定商品も頑張っているのですが、セブンのブランドでの「さんぴん茶」がありません。飲み物冷蔵庫にあるのは「ジャスミン茶」。
ファミマとローソンはちゃんとさんぴん茶で売ってるのに。

そのほか、進出直前にブラック労働や7Pay騒動でお祝いムードに水を刺す事態になるとか、セブン自体ではありませんが、琉球朝日放送(QAB)のセブン沖縄進出特番が「広告放送と誤解される内容・演出」でBPOに放送倫理違反と判断される出来事もありました。

では、この先は?
今のところは新規で増えてますが、今後はファミマやローソンからオーナーを乗り換えさせる店が出てくるのか。
商品の品揃えがどうなるのか。「沖縄を除く」が減るのか。

既存側も座視はしてません。
中でもファミマは沖縄限定で「長州力プロデュース商品」を出してきました。県内トップのファミマがセブンに対して「またぐなよ」と煽ってるのでしょうかw

とりあえず、セブンのイタリアンプリンを沖縄でも売ってくれ。


COVID-19・新型コロナウイルスと感染症の流行で景気が急速に悪化していて、倒産や経営破綻という話も聞きます。

その中でも、大規模な事例が発生したようです。
4月27日、大阪に本社を置く「WBFホテル&リゾーツ」が大阪地裁に民事再生法の適用を申請、その日で監督命令を受けました。負債総額は約160億円。

WBF?
沖縄でもいろいろ事業やってるじゃん。このサイトの「沖縄再開発シリーズ」でも度々取り上げてます。
でも大丈夫。沖縄の方は「WBFリゾート沖縄」。同じWBFのグループですが別会社。4月28日の琉球新報によると、WBFホテル&リゾーツとWBFリゾート沖縄の間には資本関係もないとのこと。

沖縄再開発シリーズで扱ったWBF絡みの案件は
umikajiterrace201904-01.jpg
瀬長島ウミカジテラス。

aquacittanaha201709-10.jpg
アクアチッタ那覇。

tsuji2wbf201912-01.jpg
辻で建設中のホテル。

ほかにもアートステイや瀬長島ホテルも展開。

厳しい情勢ですが、乗り切ってほしいところです。


2019年(令和元年)10月1日、消費税が8%から10%になりました。
100円に対して10円
今回は食料品で8%のままとなる軽減税率が導入されてますけど、ツッコミ続出ですね。

「外食は10%、持ち帰り8%」って根拠何やねん。
スーパーやコンビニのイートインも10%になったけど、イートイン使うんで消費税10%で買ったら席埋まってて断念、ってシチュエーションもあるはず。どないせっちゅうねん。

新聞に軽減税率を適用(定期購読に適用。1部売りは10%)してるけど、その目的なら、本やNHKの受信料、TVの有料チャンネルの料金、ネットのプロバイダー代や有料サービス料金も適用せんと釣り合わんだろ。

ほかにも、みりんや紙おむつなどでツッコミ多数。

そりゃね、福祉はもちろん、教育、科学、防衛、老朽化した公共インフラの再整備と税金が必要ってことはわかるけど、やり方があるでしょうに。
このまま今後さらに税率を上げるとか言ったら国民に理解されんでしょうし、軽減税率に批判が殺到したので「それではすべて10%にしましょう」なんてのももってのほか。

せめて軽減税率はわかりやすく、理解されやすいもので。


那覇ハーリー会場で一般公開された巡視船から、船を見る。
nahaport20190504.jpg
那覇港の新港埠頭でひと休み。沖縄の物流を支える船の一部。

rkk-kariyushi-201905-01.jpg
琉球海運の「かりゆし」。
2018年と同様に、ハーリー出場チームの応援横断幕つき。でも、注目レースは本バーリーと「警察、消防、自衛隊、米軍の出るレース」だったりw

ちょっと時間があったので、新港埠頭の旅客ターミナルに行ってみる。
ハーリー会場より近くで見られます。
rkk-shurei2-201905-01.jpg
2代目なので「2ありの名前」。琉球海運「しゅれい2」。

marua-ryukyuexp2-201905-01.jpg
マルエーフェリー「琉球エキスプレス2」

marua-ryukyuexp6-201905-01.jpg
新顔登場でーす。2019年3月デビューの「琉球エキスプレス6」。
こいつは少々ややこしい船。マルエーフェリーと南西海運の提携に合わせて中古船を購入、両社の共有とした船です。
だからなのか、名前はマルエーのRO-RO貨物船シリーズ「琉球~」ですが、船会社を識別する煙突のマーク(ファンネルマーク)は南西海運のものになってます。
担当航路は、琉球エキスプレス2とともに那覇~大阪・神戸と那覇~北九州。


一時代を築いたのがねぇ。


ヤフーが終わったら、国内の有力blogサービスは
livedoor
アメーバ
FC2
ココログ
Seesaa
はてな
goo
このあたりかな。あとはレンタルサーバーにMovable TypeやWordPressを突っ込んでやるタイプ。

さて、TwitterやFacebookが普及してますが、これらのblogや自作サイト(HP)と違うのは、情報のストック性。
Twilogなどストックできる外部ツールもありますが、そのアカウントの人が使っていなければねぇ。数年前のツイートを探すのって大変。
しかもInstagramでは24時間で消える投稿もできるし。

情報の流通量は増えてても、有益な情報や歴史の記録になりそうなものが流れてどこかに行ってしまいかねない、何だか皮肉な感じもするね。


コンビニの商品って、一部のローカルアレンジを除けばだいたい全国揃ってるイメージ。短期のキャンペーンも…。

ただ、沖縄は違うんですよね。
全国実施のキャンペーンをやらないことがあります。
おそらく、沖縄では管理・運営が本部ではなく、地元企業との合弁会社というのが影響してそうで。

さて、今、ローソンで艦これの企画やってます。
沖縄では…
zuiunjelly.jpg
ありましたw

ちなみに、沖縄のコンビニ運営がローカライズされてるのって、メリットもあるよね。
沖縄のファミマ限定の「泡盛コーヒー」は名物になりつつあるし。



♪探し物は何ですか 見つけにくい物ですか

…いや、最近見つけにくいのよ。ネット検索に関して。
以前は検索すればいろいろ使えそうな情報がヒットしたのがね、今はどれだけノイズが多いか。
検索上位が2ch(5ch系)のまとめblogやNAVERまとめでも「何じゃこれ」なのに、最近は上記の「いかがでしたか系サイト」がね。誰でも知ってるような情報の羅列で散々引っ張っておいて、欲しい情報・有用な情報が乏しいという。
お笑い芸人RGの「何々あるある早く言いたいネタ」かっつーの。

だからね、今では有用と判断または信頼のおけるサイトをブックマークしたり、Twitterならそのアカウントをリストに入れたりフォローしたりで確認ということが多いね。

あと、検索で商売系サイトが多数出るのもどうにかならんか。
鉄道模型で商品レビューや改造技などを見たいのに、出てくるのは通販サイトの数々。
酷い時は、どう見ても商品ではない検索ワードなのに
「○○をヨドバシ.comで検索」とか
「○○のプリントTシャツ」
というものまで出てくる始末。

Google本気でどうにかしないと。売上に影響するぞ。


また大量廃棄ですか。

売り方に批判が出ていた、節分の恵方巻。
もうええ加減やめませんか?
風習を商売にするのは駄目とは言わないけど、ここまで酷いとね。
最近は巻き寿司以外にロールケーキで恵方巻き風な代替アイテムも登場してて、スイーツ大好きな当方としてはいただきたい面もあるけど、あれだって大量廃棄となればもったいない。

コンビニに関しては、エロ本よりも先にこいつをどうにかせんと。


コンビニの雑誌棚から、エロ本がなくなるかもしれないという話。

R-18コンテンツや卑猥なものが誰でも目につくところにあるのはどうか、という意見もわかるけど、それだけじゃないような。

要は市場原理。
長引く出版不況の中でエロコンテンツが例外という話は聞かないし、コンビニとしても雑誌棚を縮小して、収入・収益につながる別のものをやりたいと考えてもおかしくない。

それとは別のところで、エロコンテンツを攻撃対象にしてる声の大きい方々(ゾーニング派から根絶派まで様々)もいて、いろいろ絡まれたら面倒だし、この際やめちゃえ、という事情もあったりして。


「映画泥棒」とソフトバンクがコラボした「ギガ泥棒」のCM。

確かにあるね。ギガ泥棒案件。
特に延々と動く広告。
いくらパケホーダイ的なものをやっていても、塵も積もれば何とやら。

広告は必要なものなんだろうけど、宣伝したい意欲のあまり、嫌悪されてしまっては元も子もない。
ネット上の広告って、商品や宣伝の内容以上に、テックの部分での問題が目につくよね。サイトのリンク先をタップしたところに突然広告バナーが下りてきて広告に飛ばされるとか、サイトを開いたのに強制的に10秒程全面広告とか。


2018年夏の時点では「2019年秋に開業」となっている、セブンイレブンの沖縄進出。
そろそろ惣菜などを作る工場を…という局面ですが、6月末に着工しました。

場所はここ。
711urasoefac201807-01.jpg
(2018.7.7撮影)
浦添市港川の工場地帯。奥には3月に開通した西海岸道路が見えます。

711urasoefac201807-02.jpg
すーじ小の突き当たりにあるここが、セブンの惣菜工場になります。

運営企業は、首都圏でセブンの惣菜を作ってる「武蔵野」と、沖縄の米穀業者で子会社に弁当メーカーを擁する「沖縄食糧」の合弁企業「武蔵野沖縄」。

なお、見物は要注意。周辺は工場に出入りするトラックが多いです。


新幹線と貨物列車が共用していることによる、速度や運行時間帯などの課題を解決するべく、様々な取り組みや提案がなされている青函トンネル、

さて、北海道から新たな提案が出ました。

(2018.7.2:北海道新聞)

以前の第2青函トンネル構想は、貨物列車を想定した単線の鉄道トンネル。
今回の構想は、片側1車線(下層に緊急車両用通路つき)の道路トンネル。

これは…無理だろ。ツッコミどころ多数。
勾配をつけて全長を約30kmにするとはいえ、30kmを片側1車線のトンネルとか、運転する人の負担がしんどい。自動運転技術を採用しても、添乗する人には相応の負担があるだろうから、完全無人の自動運転でないと。

片側1車線では、1台の速度が遅くなると渋滞になりかねないし、故障や交通事故が発生すれば、人の避難はできても多くの車が取り残され、再開までかなりの時間を要することに。

トンネルだけ作ればいいわけじゃない。
青森側と北海道側で接続する道路を作る必要もあるんだけど。

やはり鉄道、自動車、船など交通機関の得意不得意や特性を考えてかないと。


東京と大阪以外での大規模鉄道模型イベントのはしりとなったといわれる、名古屋の百貨店・丸栄での鉄道模型展。
しかし、丸栄自体の6月閉店で、今回が最後とのこと。

さて、本題は鉄道模型ではなく、百貨店(デパート)の方。

1615年創業の呉服店から百貨店「十一屋」を経て、1943年に丸栄となったこの店。現在の店の建物は、十一屋と合併した百貨店「三星」の1939年開業時の建物を第2次大戦後に増築、1952年に完成した物とのこと。

実は、戦後世代の百貨店建築って、あまり注目されてないように感じますね。

百貨店建築というと、日本橋の三越や新宿の伊勢丹、難波の高島屋のような「戦前の建物」は有名ですね。

shinjukuisetan201409.jpg
(例:新宿の伊勢丹本館)

一度いじった外観を復元する例もあります。
moblog_6ab54ca4.jpg
例えば鹿児島の山形屋。最近だと浅草の松屋も。

耐震性などの理由でやむを得ず改築・建て替えとなる場合も、以前のイメージを保つよう配慮されることがあります。
umedahankyu-14.jpg
梅田の阪急がそうだね。心斎橋の大丸は建材も再利用するとか。

でも、戦後世代の百貨店の建物はどうだろうか。
丸栄増築は心斎橋そごうなどを手がけた建築家の村野藤吾の設計で、1953年度の日本建築学会賞受賞作品ということもあり、閉店後の解体・再開発構想に対して保存を求める要請もありますが、ほかはどうか。

そのあたりの建物で、建築や文化など価値を見出だせるのか。

個人的には、クラシックな装いから脱却しつつも特色がある1960年代前半までと、平成以降は個性や評価ポイントがありそう。
1960年代前半までだと、丸栄以外にも名古屋の三越や岡山の天満屋、熊本の鶴屋かな。
平成世代だと新宿の高島屋、札幌の大丸、那覇のリウボウとか。
pkumoji201405-03.jpg
(例:リウボウ)

ただ、その谷間、1960年代半ばから昭和末期あたりって、どうも画一的な印象が強いんだよなぁ。
そこに何を見つけられるか。建物自体や景観を残す程の価値はあるのか。


デジタルコンテンツにおける、著作権の基準「DMCA(デジタルミレニアム著作権法)」。
これを元に、著作権侵害の訴えを、侵害者が特定できなくても、プロバイダーに対して申し立てができるようになってます。
しかし、この制度を悪用する動きも多々見られます。直近では、悪意とおぼしき申し立てで、人気オンラインゲーム「艦これ」の公式Twitterアカウントが一時凍結される騒ぎがありました(艦これ公式アカウントはのちに復活)。

艦これTwitter騒動から程なくして、Twitterの軍事趣味界隈で衝撃の出来事がありました。
軍事blog「週刊オブイェクト」やヤフー個人ニュースで解説記事を書いている、JSFさんのTwitterアカウントが凍結されました。

何か凍結されるようなこと、してたっけ?というのが正直な感想。
Twitterでは、著作権侵害以外にも特定個人に対する執拗な攻撃や、差別を煽るアカウントを申し立てる手段があります。
JSFさんは、間違いに対して強く当たる(時にはジョークにマジレス)ことがあるけど、人種差別を煽るようなことをしてたかな。
この件に関して、JSFさんに批判的な人からも「なぜ凍結?」という声があるようです。意見が違うとしても、発言の自由を守るのは重要ですよね。
それに、JSFさんのツイートで凍結なら、もっと煽動的・差別的ツイートしてるアカウントが凍結されてもおかしくないはず。百○○樹とか、き○ことか、○袈裟○郎とか。
でも、そちらは普通にやってる件。

正しく使われず悪用が横行するようなら、DMCAも見直しが必要だよね。悪用へのペナルティとか。


2018年2月17日放送の「さまぁ~ずの神ギ門」(フジテレビ)。
「宅配便で届けるのに1番時間がかかる場所は?」という疑問をやってました。
フジでよく世話になってるという佐川急便に聞いたら「石垣島の営業所」ということで、番組調べでは石垣島より先、与那国島の比川集落という結論でした。
所要期間は8日と数時間。

でも、これ、長くかかるパターンだよね。
コースと移動手段を確認すると

フジテレビ
東京の集配拠点
↓(トラック)
西日本の集配拠点@兵庫
↓(トラック)
鹿児島の集配拠点
↓(マルエーフェリー)
那覇港
那覇の集配拠点
↓(琉球海運)
石垣島の営業所
与那国島へのフェリーは3日後出港
↓(番組スタッフが荷物持って乗る)
与那国島
集配経路ラストの比川(ゴール)

番組内の検証では「トラック便を使う」とあったけど、明らかに長いよね。

時間短縮できそうなポイントとしては、鹿児島から那覇への船。
番組ではマルエーフェリーを使っていたけど、あれは奄美、徳之島、沖永良部、与論、本部と途中で寄港する分、時間を要するんですね。
それに対して、琉球海運なら那覇直行。その分速い。課題があるとすれば、運航スケジュールか。
あと、琉球海運は貨物専業なので、番組的にはスタッフが追跡同乗できない。
(おまけ:番組内では那覇から石垣の航路映像がなかったが、この区間は一般旅客が乗ることができる定期航路がなくて追跡同乗ができないためと思われる)

時間短縮といえば、飛行機を使う方法も。
ただし、荷物の種類によっては使えないとか、費用の問題があります。

つくづく、手間も金もかかるなと。
本島在住の自分が首都圏の鉄道模型の店で通販したら、店側の発送から届くのに3~4日かかるし。
てか、離島だと生活必需品も高くつくというし。物流関係のみなさんお疲れ様としか。

ちなみに、番組でこのテーマを見て、自分が時間かかる場所と予想したのが…

南鳥島

確かに生活してる人はいるけど、特殊過ぎるw


セブンイレブン沖縄進出。一気に動きが表面化しました。

沖縄食糧と合弁で総菜製造会社を設立
PB商品工場か物流拠点になる土地を取得
金秀商事が100店のフランチャイズ

金秀は想定内。
ファミマがリウボウ、ローソンがサンエーと組んでいる状態で、もし沖縄の流通・小売と組むならこうなる。ただ、ファミマやサンエーとは違い、合弁企業ではなく、金秀商事がフランチャイズという形。

意外なのが、沖縄食糧。
沖縄食糧側は「場所を提供しただけ」といいますが、これは興味深い。


年間の観光客数で、沖縄がハワイを超えた件。
今回は前のネタとは別の視点の話。

「基地は沖縄経済の阻害要因でしかない」という話があります。
一方で、それに対する批判もあります。
これをめぐって、最近では、産経新聞が沖縄県のある統計を引き合いに出して「反基地に利用してる」と批判したが、実際は…ということもありました。

さて、ハワイはどうか。
軍の基地、いろいろありますね。大きいところで海軍の真珠湾、海兵隊のカネオヘベイ、空軍のヒッカム。
それでも、基地が阻害要因になってるとは聞かないですね。
2017年にTOKYO MXで放送された特番で、沖縄の観光業界団体・沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長が「基地と観光は共存できない」と発言しましたが、その論理だと…。

もちろん、単純に比較できない要素はいくつかあります。
米軍はハワイでは自国の軍隊ですが、沖縄では外国の軍隊。
米軍がいる歴史的経緯。
地位協定の存在。
それぞれの問題・課題には対処する必要があります。しかし、基地(特に米軍)の存在が経済・観光の阻害要因と断定するのはどうかな、と、ハワイを見て思いますね。
基地目的で来る観光客もいるじゃないですか。ぶっちゃけた話、反対運動の人もカウントする?

「それはそれ、これはこれ」と、分けて考えるところですね。


観光客が多いイメージのハワイだけど「え、それだけ?」な印象ですね。年間1500万位はいそうな感覚してました。
2017年(年度ではなく暦年)のハワイの観光客数。
9,382,986
一方、2017年の沖縄の観光客数。
9.396.200

沖縄がハワイを超えました。

「数」はね。数。

でも、内容はハワイには及びません。滞在日数は短いし、消費額も小さい。

【平均滞在日数】
ハワイ 8.95日
沖縄 3.78日
沖縄の滞在日数の短さは、国内客が「まとまった長い休暇を取りにくい国・日本」というのも関係してるかな、と思えるけど、最近増えてる外国客がより長く滞在したくなるようにする工夫が必要かと。あと、滞在期間が長くなるなら、ホテルの客室数もそれなりに増やす必要はあるかと。

【平均消費額】
ハワイ 196.999円(1787.9ドル、2017年)
沖縄 75.297円(2016年)
富裕層向けな諸々で差がついてるし、滞在日数も影響してるよね。
あと、沖縄に来る外国人観光客は「沖縄」よりも「日本」を求める傾向があるという指摘もあり、そのへんを意識した商品開発も必要でしょう。例えば土産屋にガンプラを置くとか、沖縄物に抹茶を使う「和風アレンジ」とか。
それと同時に、「沖縄」を売り込む余地はもっとある、と。

ハワイから吸収するもの、まだあるよね。