あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
「全市町村でやれんのか?」
状態となっている、沖縄県での県民投票。
投票事務をやらないと表明した市長が、投票推進派から袋叩きにされるかと思いきや、推進派の中から

「選択肢を増やしては」
「延期してでもいいから、全市町村の参加を」
といった声が上がりました。
(2019.1.11:沖縄タイムス※その日の新聞)
これには、事務を拒んだ市長の中に「選択肢を増やすなら」と実施を示唆する発言があるんですよね。

それに対して、玉城デニー知事は実質的に“強行”する姿勢を示しました。
説得・要請はするとしつつ「義務」と迫る格好です。

支持者・推進派から新たな道を模索する声が出ても押し切る背景には、投票事務の実施を決めた多数の市町村の準備だけでなく、知事を支える県議会与党の意向もあるのでは?という見方があります。
日程次第では、衆院沖縄3区の補欠選挙と被る可能性があります。補選を避けても、夏には参院選があります。

衆院補選や参院選と被っても、「オール沖縄」側はセット戦術でWパンチを狙うこともできるはず。では、なぜ2月24日にこだわるのか。

[県民投票を“強行”するのか?]の続きを読む
民主主義の観点から、手段としての「住民投票」は重要。
だけど、制度ややり方などに疑問があり、批判せざるを得ない、普天間基地の移設工事に伴う埋め立ての是非を問う“形になっている”沖縄での県民投票。

新基地反対派のアピール手段のような性質を帯びてる現状から、「いっぺんみんなの意見直接聞こうか」という形へ、民主主義の手段としてより多くの県民に参加してもらえるように改善する提言を、前のネタでまとめました。

しかし、知事や県政与党、オール沖縄勢力がこのような改善をするかというと、正直期待できそうにありません。
埋め立ての土砂が入り、非合法な手段でなければ何でもやるモードに入ってますからね(代表例はホワイトハウスの請願サイトで署名集め)。

もし改善がなされず、今のまま県民投票が実施されそうなら、どうするか…。

まず、不参加を表明した沖縄市、宜野湾市、宮古島市。議会で否決されたが態度を表明してないうるま市と石垣市。

投票事務をやっちゃってください。

議会で投票事務の予算執行が否決され不参加を表明した市では、訴訟に向けた動きのほか、市長や反対に回った議員のリコールはどうかと提起する大学教授まで出ています。
オール沖縄と意見が違うだけで叩かれないがしろにされる上に、「民主主義の敵」とレッテルを張られたら、叩かれるどころか“排除”されかねません。
今の状況でリコールから選挙となれば、“非オール沖縄”には勝ち目がありません。その先の、市町村長や市町村議会もオール沖縄が圧倒的多数派になった状況を想像すると、不安しかないです。

異なる意見に対する排他性。
妥協点を探ろうとしない硬直性。

これでは解決も何もありません。
そんな“オール沖縄”に沖縄が呑み込まれることは、県民投票で「反対が圧倒的多数」の結果が出ることとは比べ物にならない深刻な事態です。
なので、投票事務は引き受けて県民投票を実施しちゃってください。

ただ、投票事務をやると表明する場で「民主主義を尊重して県民投票を実施する」と表明しながら、「民意をくみ取るとは思えない選択肢設定など、あのような条例を作るのはけしからん」と批判したり、「知事や県職員は中立の立場を尊重した言動を」と注文をつけるのはどうでしょうか。

あとは有権者レベルで棄権・白票・無効票で「一方の意見の勢力のパフォーマンス道具にされた住民投票」に批判の意思を示すのもありかな。


米軍の普天間基地(普天間飛行場)をキャンプ・シュワブに移す工事。“辺野古新基地”ともいわれる件。
これに関して、2月に実施されるのが、工事に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票。
2018年10月に沖縄県議会で条例が成立、県側での準備に加えて、各市町村でも予算など準備が進められて…という段階のはずですが、ここでひと悶着となってます。

県民投票の実施に必要な予算が自治体の議会で否決されたり、自治体のトップが投票事務をやらない(=不参加)と表明する事態が複数発生してます。

これを巡る、いろいろ不安に感じる話です。

[沖縄での県民投票が「民主主義の手段」になっていない]の続きを読む
12月14日。「ようやくこの日が来たか」という感じですね。

普天間飛行場の代替施設(いわゆる辺野古新基地)の工事。埋め立て用の土砂の投入が始まりました。
1週間が経過し、埋めてる範囲は着実に広がってます。

政府が「あきらめムードの醸成を狙ってる」ともとれる局面。反対派は何が何でも止めようと必死ですが、決め手は正直言うと、ないです。そのへんは別でまた書こうかな。

2008年以前なら、土砂が入ることで、長年続いた不毛な争いが終わりに向かうのかなとも思いますが、今はそうは思えないのがしんどいところ。
反対派は「辺野古に固執してる」と政府を批判してるけど、反対派も鳩山内閣時代の「最低でも県外」という幻想に固執してるように見えるね。しかも、基地問題が「沖縄差別」というレベルにまで話が拡大してる。

どっちも頑固になっちゃってるところがあるね。
政府はもっと踏み込んだ負担軽減の提起、全国的に負担受け入れの提起をしてもいいはず。
沖縄側も「どうしても辺野古というなら、地位協定の改定を」と迫る手があるはず。
しかし現実はというと、沖縄の負担軽減を提起する地方議会での決議が頓挫しそうになったり、沖縄側では政策・交渉の柔軟性をさらに奪いかねない展開(県民投票)へ動いてるし。

政府と県外はもっと沖縄を理解しよう
沖縄はもっと安全保障を理解しよう

でも、現実は溝。そしてなあなあの状態で完成するのかな。
“辺野古新基地”容認の立場だけど、いろいろ心配になる。


11月25日は那覇駐屯地陸自祭。
沖縄では最大級の陸上自衛隊のイベントです。

まずは式典から。
nahariku201811-ceremony.jpg
観閲部隊が整列し、第15旅団の原田智総旅団長が来たところ。
よく見ると、旅団長の制服は2018年制定の紫系の新制服。「なぜ紫なのか」「そんなことより金使うべきとこあるだろ」という批判の声も。
しかし、写真で旅団長の右側の旅団旗を持ってる自衛官は、従来の緑系の制服でした。

さて、式典では来賓にも注目。
国会議員は西銘恒三郎(自民)と下地幹郎(維新)が出席。ほかに祝電で国場幸之助(自民)、儀間光男(維新)、沖縄関連以外ではおなじみ“ヒゲの隊長”佐藤正久。
では、玉城デニー知事は?

不在(代理もあいさつ代読もなし)

あらら。
“オール沖縄”の看板的存在で、基地反対派の支援を受けた前知事・翁長雄志は、陸自祭は欠席しても(その日に反オスプレイ集会に出ても)副知事が代理で出席し、あいさつ文を副知事が読み上げてたんですよね。
手元の記録では、2017年は記録はないのですが、16年と15年は当時の安慶田光男副知事が来てます。

ところが、今回は本人も代理もない。
防衛協会の顧問もやったことある(今は退会したという情報あり)知事が、ねぇ。「辺野古新基地反対」と自衛隊は別物のはずだし、翁長さんも代理は立ててたわけで。
やはり、オール沖縄支持者からの反発を恐れたのかな。

ただ、自衛隊に関するスタンスで注意すべき点はあります。
それは、離島への陸自の配備。
翁長前知事は、明確な反対はせず言葉を濁してました。
玉城知事は、知事選の時に「強行配備に反対」の姿勢を示しました。(2018.9.20:八重山毎日新聞)

オール沖縄内の保守系が弱体化し、従来の基地反対系(グループによっては自衛隊も敵視)な政党・グループの力が増している今、デニー知事はそう言わざるを得なくなってるのか。あるいは本気でそのようなスタンスになったのか。

分別つかないと、いざという時に禍根を残しかねないですよ。


普天間基地のキャンプ・シュワブへの移設(辺野古新基地)をめぐる県民投票。
直接請求に必要な数の署名が集まり、この間に翁長前知事の死去がありましたが、条例案と実施に必要な予算案が県議会に提出され、正式に可決されました。

でもねぇ、この投票、意味あるの?
というのが正直なところです。

当初は、新基地阻止のために知事側に残された手段「辺野古での埋め立て承認の撤回」を後押しするものとされていました。
しかし、翁長前知事が死去直前に撤回手続きに着手、死後に撤回されてます。
さらに、死去後の知事選でも“翁長後継者”が当選し、選挙を通して、反対派が言う“民意”は示された形になってます。

この状況で、果たして、やる意味はあるのでしょうか。

また、この県民投票って、「いっべん意見を聞こう」「白黒つけよう」と意見の違う両サイドが合意して動いたというよりは、反対派がその意思を示す(直球表現をすると「新基地反対と政府に叩きつける」)ための道具として利用しようとしてる構図ですよね。
民意を問うのではなく、反対のパフォーマンス。

条例が通った以上は、いずれやることになるのだろうけど、はっきり言って不安だよね。
もし「反対多数」と出たら、交渉の末お互いに妥協して軟着陸を図ることが困難になりかねない懸念もある。


あの結果となった知事選のあとではね。ムードが続いてるから。

【選管最終】
城間幹子 79,677
翁長政俊 42,446

那覇市長選は、オール沖縄系の現職が再選(2期目へ)。
相手方が分裂して漁夫の利を得た豊見城市長選を含めると、オール沖縄は重要選挙で3連勝。
空気に乗れた城間陣営に対して、翁長陣営は「口の汚いネトウヨ」などによる「背後から支持者に撃たれた」感じも、知事選と共通してるような。
それに、「オール沖縄vs自公」の構図を抜きにしても、現職は行政面で大きな失点や懸念がないように見えるからねぇ。

…失点や懸念が「ないように見える」?
実はここが曲者です。ないように見えるけど、あるんです。

若狭の龍柱のことか?
いやいや、そんな置き物飾り物レベルではありません。
生活や経済に影響を与えそうなものです。

市民会館の移転問題です。
老朽化で閉鎖してる現会館のかわりとなる市民会館を、久茂地3丁目の旧久茂地小学校跡地に作る計画です。
ex-kumojies201703-14.jpg
(写真は2017年撮影・建物は解体済)
しかし、周辺の道路が狭く、会館でのイベント開催時の渋滞など影響が大きいと考えられることなどから、反対の声が強いです。市議会でも新会館関連の予算が削られたりしています。

もちろん、城間市長は市民会館の久茂地移転を推進する立場。

大丈夫なのか?


現職側が割れたことで、「こうなるな」という感じもあった、豊見城市長選。

【選管最終】
山川仁 11,274
宜保安孝 7,645
宜保晴毅 6,459

当選したのは“オール沖縄”側の新人。現職は最下位。
これに関しては、自公側は「何やってんだか」というように見えます。
同じく保守が分裂した石垣市長選で勝てたから、という読みがあったとしたら、甘いですよね。石垣の時は名護での敗戦でオール沖縄に軋みが生じてましたが、今は看板的存在の翁長雄志の死去以降の結束力が上がった状態です。
しかし、それだけではないような。現職は最近評判がよろしくなくて、政党側が宜保安孝陣営についたにも関わらず、現職側が出馬に固執した結果という面もあります。


時期は過ぎましたが、内閣改造。
今回は不安が先に来ますね。

【IT、科学技術担当】平井卓也
EM菌の議員連盟の幹事長だと?
科学的根拠のないEMを活用しようという議連の幹部が、科学技術担当の閣僚って大丈夫か?
(何らかのしがらみやお付き合いで議連に籍があって、EMにはさほど興味がない可能性も否定はしないが)

【地方創生】片山さつき
その起用、正気か?
過去の言動からして不安ばかり。

一応、不安ばかりではないことも。

【沖縄・北方担当】宮腰光寛
かなりの沖縄好きというじゃないの。
とはいえ、東京(安倍総理)と那覇(玉城知事)の板挟みになる可能性もありそうで、心労がこないか心配。

【防衛】岩屋毅
次の防衛大綱を練ってる段階での大臣交代で、実務側は手数が増えてしまわないかという心配はある。でも、このタイミングじゃないと小野寺さん休ませられないよね。
それに、防衛分野は門外漢ってわけではない。



知事選と同日投開票だったが、こっちも確認しとかないと。
宜野湾市長選。

(選管最終)
松川正則 26,214
仲西春雅 20,975

5000票以上の差で“佐喜真後継”の松川さん当選。
情勢調査では「競ってる」というものもありましたが、結果はそこそこ開きましたね。

佐喜真前市長の知事選出馬で発生した、今回の選挙。
早々と“佐喜真後継”を固めて臨んだ松川陣営に対して、オール沖縄側は誰にするかなかなか決まらなかった。ポイントはここですね。
オール沖縄側は、決まるのが遅れても、県議などネームバリューのある人なら互角に戦えたはずですが、ようやく決まった候補者が

誰やねん

でしたからね。
宜野湾との関係も、普天間第二小学校での米軍ヘリ部品落下を受けた“安全な空を守る条例”の制定要求に関わっている程度。
そりゃあね、知事選とのセット戦術で「デニー」との相乗効果を期待したとしても厳しいわな。

一方、松川陣営も危機感はあったようで。
地元紙の振り返り連載によると、応援や動員が知事選に注力されたせいか、総決起集会の会場は空席が目立っていて「これはいかん」となったとか。


いつもの知事選なら、投開票日から任期満了まで一定の期間があるんだけど、今は不在(死去に伴う)なので、もう就任。
今日10月4日で「玉城デニー知事」誕生です。

さて、就任後の記者会見でも「辺野古新基地は阻止」と言ってました。
とはいえ、合法な阻止手段は、知事の手元にはほぼ残っていません。最後の手段とされる「埋め立て承認の撤回」は、翁長知事が急逝直前に踏み切りました(行政手続き上は正式な撤回は没後)。
なので、手元のカードは、ないに等しい状態。

撤回への手続き着手直後の急逝もあって、辺野古の代替施設(新基地)の工事も中断状態となってますが、いずれ工事は再開され、撤回の無効をめぐり法廷で県と政府が争うことになるでしょう。そして、その裁判で県側が勝つかというと、正直厳しい。

最高裁で県の敗訴確定・撤回は無効となれば、残る手段は何か。
県への申請・許認可が必要な細々とした作業での遅滞戦術?
とはいえ遅滞戦術には限界もあります。行政レベルでは、もはや打つ手なしとなる可能性。

そうなれば、落としどころを探る交渉も必要になるでしょう。
しかし、基地反対派・オール沖縄を中心とした支持者は、落としどころを探ることすら拒む可能性が大きい。県や玉城知事が内心それを考えていたとしても、とても言える状況ではないし、それが表面化しようものなら、玉城知事は基地反対派から袋叩きにされてしまうでしょう。

海外の有識者に“チクって”反対ムードを作ろうにも、効果は不透明。
オスプレイ配備の頃に基地反対派が提起したとされる「基地への電気や水道の供給停止」も、実施できるかは正直わからん。

オール沖縄勢力や支持者は、勝った勝ったと喜んでる場合ではないような。


“オール沖縄”が擁立した玉城デニーが当選した、2018年の沖縄県知事選。

佐喜真陣営の敗因は何だったのか。

辺野古の議論を正面からやらなかった?
…それもあるだろうけど、翁長前知事の弔い選挙の構図では、避けずに議論しても厳しい。

一時話題になった「携帯料金値下げ」?
…確かに「そこで言うことか」ではあるが、大きな要因かというと微妙。

自民・公明・維新・希望の幹部応援演説に嫌気?
…政府が介入している感じをを嫌う人はネガティブに映るかと。

でもね、別の要因があるはず。
それは、一部の佐喜真支持者の言動。
ぶっちゃけた言い方だと、「ネトウヨが佐喜真淳を潰した」。

所謂ネトウヨの主張・言動の中には、デニー陣営やオール沖縄、基地反対派をデマや根拠不明な言葉で攻撃するものがありました。
中国の脅威を訴えたいのはわかるけど、「デニーは中国の手先」「デニーが知事になったら独立する」というのは、飛躍してるな。
しかも、ネット上だけじゃない。実在空間でもそのような主張をする方々が複数いました。「銀の軽の街宣車」だけじゃない。

そういったものを見せられると、ガチガチの基地反対思想ではない、中間層の人々、さらに言うと普天間基地の辺野古移設を「やむなし」と思う人々も嫌悪感で離れていくでしょう。

そういったグループを佐喜真陣営が抑えられるか?
正直難しいでしょう。グループの名指しをせずに「デマや誹謗中傷はやめましょう」と声明を出したとしても、やる人はやるだろうし、それを見つけて諌めようものなら、逆に攻撃されかねない。

何だか、基地反対な方々に革マル派や中核派が潜んでる構図に似てるような。


台風接近で9月30日の投開票ができるのかぎりぎりの局面から、実施にこぎつけることができた、沖縄県知事選挙。
結果はこうなりました。

玉城デニー 396,632
佐喜真淳 316,458
兼島俊 3,638
渡口初美 3,482

玉城さん当選。「オール沖縄」側の勝ち。
票差は2014年の「仲井真vs翁長」の10万から8万に詰まってますが、当選者得票が沖縄県知事選で過去最大というもの。

やはり「弔い選挙」だよなぁ。急逝した側が強い。
1980年の衆参ダブル選挙で自民党が大勝利したのと被って見えるね。
あの当時(自分まだ生まれてない)の出来事を調べてみると、内閣不信任案の採決を非主流派が欠席して不信任案が通ってしまう位に、分裂状態だった自民党。
不信任可決を受けて衆院を解散し、参院とのダブル選挙に踏み切った大平正芳総理が、選挙期間中に急逝。この危機を乗り切ろうと自民は一致団結、勝利となりました。

一方、オール沖縄。
保守系議員が減って革新政党の影響力が増し、「辺野古新基地反対」の肝心要となる名護市長選で負け、ついに企業サイドの中心だった金秀グループのトップとかりゆしが離脱。
しかし、膵臓がんの公表から約2か月半で翁長知事が急逝。後継を誰にするか一悶着あったものの、“翁長知事の遺言とされるもの”によって玉城デニー衆院議員の擁立となり、弔い選挙の構図に持っていきました。

こうして見ると、自公側・佐喜真陣営が辺野古について議論を避けても正面切って訴えても厳しいものがあったかな、と。
オール沖縄支持者の中には、「翁長知事は日本政府に命を奪われた」と認識してる人もいるようだし。

(ほかにも要因はあるのだが、それはまた別に書きましょうね)


結果は「まあ、そうなるよね」というものでした。自民党の総裁選。安倍さん3選。

個人的には、「ポスト安倍」がこの段階で出てこなかったのが惜しい点。

石破さんでは駄目なのか?
安倍内閣において問題ではないかといわれた部分を改善したり、クリーンにする意味では、効能もあるのだろうけど、政策の面、特に経済面では首をかしげざるを得ないものがありましてね。
「とにかく安倍から変えろ」で石破さんに、というのは不安要素が大きい。

議員票で安倍優勢といわれる中、世間で「アベ政治を許さない」という方々の中には、地方・党員票での石破逆転を、かすかな可能性でも期待していた人、いるでしょうか。
しかし、石破さんって、ガチガチの右ですよ。リベラルには程遠い、リベラルをやってるつもりな「アベ政治を許さない」な方々にとっては、外交や安全保障の面では安倍内閣よりもしんどいことになっていたかもしれへんで。

とはいえ、自分も安倍内閣の政策や、様々な言動においては「それでいいのか?」と思うものもありまして。
度々先延ばししてきた消費税の10%化も、もう取りやめにしてもいいのでは。
これから3年、与党も内閣も心してやらないと、大変なことになりますよ。


○自民・公明・維新・希望推薦
○オール沖縄の後継者
○あちこちで選挙に出た人
○琉球料理の研究家
○防衛力強化を主張するコンサル
○新潟から来て琉球独立を主張
○若者の参加を訴える会社員
名前が出ただけでも、この7人。さらに多い10人が立候補するのでは、という話が出て、選管も対応に追われた沖縄県知事選。
東京都知事選みたいに、売名行為の舞台になるかと思われました。

ですが、結果は4人。
2002年、2014年と並ぶ最多タイでした。
【届け出順】
佐喜真淳(さきま・あつし)
=前宜野湾市長 自民、公明、維新、希望推薦
玉城デニー(たまき・でにー)
=前衆院議員 政党の推薦はついてないが、オール沖縄勢力が支援
渡口初美(とぐち・はつみ)
=琉球料理研究家 無所属
兼島俊(かねしま・しゅん)
=元会社員 無所属

上記7人中
○あちこちで選挙に出た人
○防衛力強化を主張するコンサル
○新潟から来て琉球独立を主張
は出馬しませんでした。

4人といっても、実質は「佐喜真vs玉城」ですけどね。
どうなるのか。
政策論争そっちのけの、誹謗中傷や知事選と関係のないアピールも飛び交うのかねぇ。

そういえば最近、ここのコメント欄、また沖縄を敵視する輩が来て誹謗中傷の嵐だからね。ブロックかけてもホスト名が変わる頃合いにまた登場のしつこさ。


“沖縄版”統一地方選で、1番の注目選挙となった名護市議選。
定数が1つ減った26議席を争った結果は…

市長派(与党):13
オール沖縄(野党):13

見事に真っ二つとなりました。
改選前は与党13・野党14だったので、野党が議席を1つ減らしてます。
ただし、与党のうち公明党系の2人は“辺野古新基地”に反対しているので、普天間飛行場の代替施設に関しては「賛成・容認11/反対15」となります。

なので、どちらとも受け取れます。
新聞の見出しでも、打ち出しどころに違いが出ました。
沖縄タイムス:与野党同数
琉球新報:辺野古反対が多数

知事選にどう影響するのでしょうか。
また、議長をどちらが出すかで鍔迫り合いになりますね。議長を出した方は採決参加が1人減り多数決で不利になるので(名護は慣例で与党側から議長を出しているようです)。

【ちなみに】
皇太子時代の天皇陛下と皇后陛下が襲撃された「ひめゆりの塔事件」犯行グループのひとり、川野純治は順位こそ下だが再選。


(このネタは2018年9月5日から6日の一部ツイートを元に再構成してます)

2011年か2012年頃からだったかな。那覇市内を中心に活動する「銀の軽自動車の街宣車」がいます。
この「銀の軽自動車の街宣車」といえばネトウヨ的路線の街宣車です。
ginnokei-right201404.jpg
この写真で中央少し右寄りに見える車(2014年4月撮影)
基地反対派や地元メディアを「中国の手先」などと批判し、自民党を持ち上げるのが特徴。2012年頃には“中国共産党支持勢力”になりすますこともありました。翁長知事の就任後はさらにヒートアップ。最近は自民党の党歌を流しながら走ってます。

ですが、なんと「玉城デニーを知事に押し上げましょう」とアピールする別の「銀の軽」が登場しました。

なりすましか?
確かにネトウヨ系銀の軽は「中国共産党支持」になりすましたこともありますが、今回の軽はネトウヨ系銀の軽とは別物でした。
発見翌日に撮影に成功。
ginnokei-left201809.jpg
“見慣れた銀の軽”とは別の車です。車高はこちらが高い。
運転席には年配の女性。
側面には、玉城デニーと城間幹子(那覇市長・10月の市長選に出馬)の並んだポスター。
煽り文句は
「沖縄の心を体現した翁長さんの後継者玉城デニーか、政府自民党の言いなりの佐喜真淳か」
といった感じのものや、翁長前知事の実績アピールなど。

「銀の軽自動車の街宣車」に、オール沖縄版が登場するとはね。
これからは“ネトウヨ系”と“オール沖縄系”で区別しないと。

とはいえ、知事選の告示前です。
喋る内容次第で選挙違反になりかねないよね。


いつでも「実行」できる状況だったものの、翁長知事の死去で知事選の日程が早まり、宙に浮いていた、普天間飛行場の代替施設(辺野古新基地)の建設に伴う埋め立て承認の撤回。
そのまま次の知事が決まるまで先送りという見方もありました。しかし、沖縄県は撤回に踏み切りました。

副知事の記者会見では「あくまで行政手続き。政治的意図はない」と強調していましたが、知事選に向けてあちこちで動いてる時期ですから、影響しますよね。意図はないと言いながら、謝花副知事は会見で玉城デニーに言及してますし。本当に政治的意図がなかったとしても、デニー支持者がこの決定を何らかの形で利用する可能性はあるでしょう。

あるいは、知事選で佐喜真淳が当選した場合に備えて、先回りで手足を縛っておく策。


2018年9月の沖縄は「統一地方選」。
沖縄だけ全国と時期が違う理由とか詳細は沖縄タイムスがわかりやすいまとめを提供しているので、そちらを見ていただくとして…。

ピークとなる9日は、26市町村で議員選挙の投票日となります。
(県内41市町村のうち26というから、いかに“統一”かわかります)

さて、この26市町村の中には、名護市もあります。
「辺野古新基地反対」を掲げた前職が敗れ市長が交代したあとの市議選。改選前は野党(前市長時代の与党)の議席が多いのですが、選挙で勢力図がどうなるか注目されます。

その立候補者一覧を見たら、またいました。

川野純治

熊本出身で、皇太子時代の天皇陛下と皇后陛下が襲撃された「ひめゆりの塔事件」の、犯行グループのひとり。ひめゆりの塔とは別の場所で、皇太子の車列に物を投げて襲撃し逮捕されました。

その後、時を経て名護市議に。現在2期目。3期目を目指してます。

「あんな人が市議とか正気か?」と感じてはや8年。2017年の朝日新聞の記事によると、事件については「若気の至り」と反省している模様です。
ただ、辺野古新基地反対側なので、言動には注意が要るのかな。


2018年の沖縄県知事選は「佐喜真淳vs玉城デニー」

…かと思ってたら、ほかにも候補が出てきちゃったよ。
しかも3人も。 
(念のため五十音順で紹介)

渡口初美(とぐち・はつみ)
1935年生まれの83歳。本職は料理研究家で著書は多い。
1993年から那覇市議を1期、政治経験はあり。
知事選では「老いも若きも幸せに過ごせるまちづくり」を訴える。

南俊輔(みなみ・しゅんすけ)
1984年生まれの33歳。埼玉・飯能出身の営業コンサルタント。
「ミサイルや北朝鮮の脅威から沖縄を守らないと、日本を守れない」という姿勢。普天間の代替施設(辺野古新基地)では姿勢を明確にせず。

山口節生(やまぐち・せつお)
1949年生まれの68歳。佐賀・武雄出身の不動産鑑定業。
あちこちの選挙に出馬(中には告示前に辞退も)してきた、泡沫候補マニアなら知ってる人もいるはず(それでも又吉イエスやマック赤坂程の知名度は?)。
沖縄では「トランプと金正恩を和解させる」と表明。辺野古新基地は反対。

今のところ、名乗りを上げたのは5人。
このまま5人が出馬すれば、沖縄県知事選としては最多になります。
これまでの最多は、2002年と2014年の4人。
2002→稲嶺恵一、吉元政矩、新垣繁信、又吉光雄(又吉イエス)
2014→仲井真弘多、翁長雄志、下地幹郎、喜納昌吉
(この項追記。補足情報感謝)

とはいえ、規模の差はあれど4人の体制がガチで泡沫のいなかった2014年と違い、今回は「事実上の一騎討ち」でしょうね。
それとも、また泡沫級が出てくる?

さて、9月に入り、こんなツイートが流れてきました。
それ、今回ではありません。2014年の話です。しかも出馬は目前になって辞退してます。
確かに当時「独立」「独立したら米軍を撤去させて中国軍の基地を誘致」とは言ったけと、出馬しなかったので。それに出馬したとしても泡沫級。だって、この人のバックにいたとされる屋良朝助も泡沫の人ですから。

デマを潰しておきましょう。