あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
J2に昇格したFC琉球。
上がったばかりで、各メディアや評論家などの順位予想も下位か降格候補筆頭。甘くない、いや、試合数と移動距離でハードですからね。
…え?
第1節@沖縄県総
琉球 3-1 福岡
第2節@埼玉・NACK5
大宮 3-4 琉球
第3節@沖縄県総
琉球 2-0 愛媛
第3節終了時点で1位。
いや、3試合だけどね、その中で大宮や福岡といった歴戦のクラブとも対戦してるから…まだまだやろ、千葉とか横浜FCとかヴェルディもおる。
(JFL時代以来久々の長崎や金沢も楽しみだったり)
御祝儀相場かという位。
でも、気を緩めずにね。
0からのスタート。
3年目でつかんだ「第1段階」の飛躍。
ピッチの中の壁。
ピッチの外の壁。
突然のビッグネーム。
経営危機。
伸び悩む間に追い越され。
転がり込んだ好機。
15年の間に、いろんなことがありました。
様々な歴史の積み重ねが、実となる時がついに来ました。
その日は、2018年11月3日。
久々にFC琉球の話。
と言うか、結構長いこと1位キープしてるな。
【10月7日時点】勝ち点・勝・分・負
1 琉球 53 16 5 4
2 鹿児島 45 12 9 4
3 沼津 43 12 7 5
4 草津 13 4 8
5 G大阪23 37 10 7 7
しかも2位の鹿児島に勝ち点差8(試合消化数は同じ25)とな。
一定の期間1位をキープしたのって、JFL時代に1度あった位(シーズン折り返し時点で1位で、天皇杯出場をJFL枠で確保した)。
優勝、期待してええか。
しばらくぶりのFC琉球ネタ。
1位かぁ。
(鹿児島が前節試合中止で未消化のため暫定だが)
久しぶりだねぇ。
しかもホームの「1万人祭り」で勝っての浮上。
ジョンソン監督就任以降の、育ててきたものが実ってきたのかな。
そう考えると、サッカー日本代表の今後に不安が。
ワールドカップ直前の監督交代という困難な状況から、グループリーグ突破まで成し遂げたものの、選手の平均年齢は本戦出場32チームで最高齢。次の世代につなぐ、育てるといった視点ではどうなのかと。
播戸加入という話題を提供したFC琉球。2018年のJ3開幕戦で、鍛練の成果を見せることができたかな。
ホームで始まる初戦の相手はカターレ富山。
3月11日@沖縄県総
琉球 4-3 富山
(前半3-0、後半1-3)
いやー、はらはら展開ですね。45分時点で3-0だったのが4-3ですから。
しかも富山の3点中2点は去年まで琉球にいた才藤。勝手知った選手というのもあるけど、45分時点(前半終了)でこの位の点差だと、やけと言うか、取り返しに全力になるよね。それが当たると怖い。
しかし、後半に1点取れたのが大きい。これがあるとないとで大違い。
取ったのは、36分にJ初ゴールを決めた上門。
この経験を飛躍のきっかけにしてほしいですね。
J2昇格へ、道は始まったばかり。
FC琉球のびっくりニュース。播戸竜二が加入とな。
A代表経験者は我那覇和樹以来か?
これまで若い力が中心で、実際少しずつ結果がよくなってきてます。
そこにA代表経験者のベテラン。選手に経験を伝えるとともに、誘客も期待ですかね。プレーでも恵太や才藤が抜けた分を補ってくれるかな。
4年目のジョンソン監督体制に、おもしろそうな要素がひとつ。
2017年・平成29年が残り1週間を切ってるというのに、振り返り物何もやってないんかいw
そこで、今季のFC琉球を。
最終成績は13勝11分8敗(勝ち点50)の6位。2年連続勝ち越し。J3に来てからの最高順位…というか、JFL時代にもなかったな(JFL時代の最高順位は2011・12年の9位)。
全戦績おさらい
1節(A)△0-0栃木
2節(H)●1-2盛岡
3節(A)●0-1福島
4節(H)○3-0G大阪U23
5節(A)△0-0富山
6節(H)●1-6秋田
7節(A)○3-0FC東京U23
8節(H)△2-2沼津
9節(H)△1-1相模原
10節(A)○2-1藤枝
11節(A)○2-1C大阪U23
12節(H)△1-1長野
14節(H)○2-1鳥取
15節(A)△2-2YSCC
16節(A)○1-0鹿児島
17節(H)△0-0北九州
18節(A)●0-1長野
19節(H)○2-1福島
20節(A)●0-2北九州
21節(A)○7-1G大阪U23
22節(H)△2-2藤枝
23節(H)●0-1鹿児島
24節(A)○2-1秋田
25節(H)○2-1C大阪U23
26節(A)●2-4相模原
27節(A)△0-0盛岡
28節(H)△1-1FC東京U23
29節(A)○3-2鳥取
30節(H)○2-1YSCC
31節(H)△0-0栃木
32節(A)●0-1沼津
34節(H)○1-0富山
序盤は「これ大丈夫か?」な滑り出しに加えて2・3節で立て続けにGK負傷で長期離脱を強いられる緊急事態(GKはレンタル移籍で対応)。それが、第7節から17節までの10試合負けなし(5勝5分け)で流れ変わったよね。
ただ、そこから先がね。順位も最高5位までいってたのが、あれよあれよと9位。でも、最終的に6位まで上げてきました。レンタル移籍で戻ってきた田中恵太の活躍に加えて、J2のクラブライセンスを得られたことがムード面で起爆剤になったのかな。
J2ライセンスは得られて、観客動員も昨年より増えてる。
しかし、それだけに来季はピッチの中と外両方で一層結果が求められます。
重要局面で白星から遠ざかる形になったFC琉球。今季でのJ2昇格は絶望的になったが、やる気なくすんじゃねえぞ。
第29節の相手は鳥取さん。
@鳥取・とりスタ
鳥取 2-3 琉球
(2-1、0-2)
9分、10分と早い時間帯で2点ビハインドになったのを、よく逆転できたな。
前半アディショナルに、FKで富所。狭いとこをよく狙ったな。やはり「読みどころのいい富所」。
折り返してからは恵太、そして朴利基の逆転弾。
利基が力(りき)を与えました。
うーん、来季のJ2クラブライセンスを得たのに、ここ数節ピッチの上ではいまいちなFC琉球。
このままでは厳しいんだが。第28節の相手はFC東京のU-23。
@沖縄県総
琉球 1-1 F東U23
(0-1、1-0)
シュート21本(相手7本)、CK15本(相手1本)と打ちまくってるのに、決められない。先制されたとかええねん。その分取り返せばいいし。実際やった。
相手のGKが長身で上手いというのもあるけど、それでもねぇ。
ここぞという時でね、決められないと、上のカテゴリーで戦えない。J2に上がりそこで戦うということは、シーズンの結果次第で降格もあり得るから。
第27節でこれだと、J2昇格圏内は厳しくなってきたかな。
@岩手・いわスタ
盛岡 0-0 琉球
(0-0、0-0)
負けなかっただけ。もっと前に攻めていかないと。
2位沼津との勝ち点差は8。
順位と残り試合数を考えると、J2昇格へは取りこぼしは即やばいを意味する。
FC琉球の第26節、相手は相模原。
@神奈川・ギオン
相模原 4-2 琉球
(3-0、1-2)
これはいくら何でも。
前節(第24節)終了時で7位のFC琉球。条件付きではあるものの、J2のクラブライセンスを取得できました。
次は順位。第25節、ホームで迎えたのはセレッソのU-23。
東京に行ってる間の試合ですが、確認を。
@沖縄県総
琉球 1-0 C大阪U23
(0-0、1-0)
その1勝を、道としてほしい。
利基の退場で数的不利になっても、よくしのいだ。
(設備や財務、観客動員とかは別として)J2昇格圏内を狙うなら、そろそろ白星積み重ねとかないと厳しくなる、この頃のFC琉球。
第24節はアウェイ。
@秋田・あきぎん(八橋)
秋田 1-2 琉球
(0-0、1-2)
スコアは2-1だけど、よくやったと。
攻撃は積極的だし、一圭はPKをよく止めた。あれが入ってたら流れが変わってどうなったことやら。
これは価値がある。
沖縄本島は台風18号の暴風域は入らなかったけど、強風の影響は結構続きましたね。
16日は高校野球の秋季大会の試合が順延になる程。
その日はJ3の第23節、FC琉球と鹿児島ユナイテッドの試合もありました。
@沖縄県総
琉球 0-1 鹿児島
(0-1、0-0)
強風でボールコントロールも難しかったと思うけど、ねぇ。
最近藤枝MYFCの広報さんの評判がいいと聞いたんだがw
ということで、FC琉球のJ3第22節の相手は藤枝のみなさん。月曜の次が土曜、試合のインターバルは短いが果たして…。
@沖縄県総
琉球 2-2 藤枝
(2-1、0-1)
あれまぁ。リードしてたのに。
シュート本数は13本とそれなりに蹴ってるけどなぁ。2-1で折り返してるのだから、ジョンソン監督の言う「3-1で勝つサッカー」を狙ってもっと攻めてもいいよね。
前節終了時で順位は8位のFC琉球。9月の5試合でどれだけ白星を積めるか。
イレギュラーの月曜4日開催となった第21節は、沖縄では旧盆の中日(ナカヌヒー)。アウェイですが、あの世から来た皆様にいいところを見せられたのか。
@大阪・吹田
G大阪U23 1-7 琉球
(0-3、1-4)
なんという大量得点。J3に来てから最多得点。
田中×2、富所×2、利基、藤澤、中川。
今回は勢いがはまったけど、次はどうか。
外野でごたごたが発生したものの、試合は勝った前節のFC琉球。
第20節は北九州のアウェイ戦。あの「海のボールボーイ(漁船)」がいるミクニワールドスタジアムですね。
@福岡・ミクスタ
北九 2-0 琉球
(0-0、2-0)
もっと早い段階で点を取っていれば変わっていたかもな。
失点場面は84分とその後のAT。
試合の関連イベントに自衛隊を呼ぼうとしたら阻まれたFC琉球。
対戦相手が福島ユナイテッドということもあってのことが、未だに「宣撫工作」なんて言う人がいるとはね。
ま、それはともかく、リーグ戦再開。第19節。
@沖縄県総
琉球 2-1 福島
(1-1、1-0)
勝ちました。後味と言うかどこかひっかかるところがありますが、とにかく勝ちました。
後味って、オウンゴールのことか?
そりゃないにこしたことはない。枠内にいるなら上方狙いではなく相手陣側へクリアだろとも思う。でもまあ45分あたりでこの程度のアクシデントなら、リカバリーできる(実際できた)。
相手がレッドカードで1人少ないのだから、そこに乗じないと。
あとPKはしっかり点取ろう。富所が蹴って先制はしたけど、その後の2回は止められてる。
さて、2017年の「1万人祭り」の来場者数は6,888人。
自衛隊絡みでごたごたなりかけた割には、去年より入ったね。
【NEWS】J2水戸の田中恵太、琉球に期限つき移籍
あらあら、昨年の点取り屋が帰ってきましたよ。期待ですね。
第18節。FC琉球の相手はAC長野。
@南長野(長野U)
琉球 0-1 長野
(0-1、0-0)
負けなしが止まりました。
しかしまぁ20本もシュートして無得点。一方長野のシュートは4本。
打つ意識はできてる(早速フル出場の恵太効果?)けど、何でしょうね。
リーグ戦はしばらく中断期間に。この間にどこまで仕上げられるか。
J3の2017年シーズン折り返し点。
ここまで9試合負けなし(5勝4分)のFC琉球、第17節の相手はギラヴァンツ北九州。侮れない相手です。
(と言うか定着したね、この名前も。昔の「ニューウェーブ北九州」を知る身として)
さて結果は
@沖縄県総
琉球 0-0 北九州
(0-0、0-0)
うーん、シュート5本かいな。消化不良。
海洋博花火や、TVで浦和-ドルトムントの生中継があるのに3,100人も来てるのだから…あ、負けないだけマシか。負けない流れがあるのだから、より精度を上げて、攻めてほしいところです。
現在7勝6分3敗の勝ち点25で7位。今後どこまで上がるか。