あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
東日本大震災から9年という日。世界は新型コロナウイルスでてんやわんやに自粛ムード。
そんな日に、陰りムードを吹っ飛ばすものがありました。

路上電流爆破プロレス

書店や商店街、工場などリングを置かない場所での「路上プロレス」を度々やってきたプロレス団体・DDTが“電流爆破”の大仁田厚を迎えてさいたまスーパーアリーナで無観客の路上電流爆破プロレスをやろうというわけです。
新型コロナの影響でプロレス界隈も軒並み大会が中止・延期されてますが、今回はAbemaTVで生放送(もちろん無料)。

DDT得意のリングなし路上戦ですが、電流爆破がプラスされた上に、無観客というのが何だかアントニオ猪木vsマサ斎藤の巌流島決戦のようでもありw
(プロレス巌流島決戦は馳浩vsタイガー・ジェット・シンもある)

こりゃ見るしかないわ。
今年の新日沖縄大会、親族の急病で観戦できなかった分のリベンジも兼ねて。


[陰鬱ムードを吹き飛ばせ!路上電流爆破プロレス]の続きを読む
最近その勇姿を見ていただけに、驚きではある。
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(2019.2.27、沖縄県立武道館)

獣神サンダー・ライガーが引退を表明かぁ。
2020年1月の新日東京ドーム大会で最後というから、沖縄での試合はあの日が最後の可能性だな。

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2月の沖縄大会では、ヤングライオンや琉球ドラゴンの選手と第1試合で6人タッグに登場。

引退まで期間があるので「全都道府県でさよなら興行」ってやるかな?
新日は2~3か月に1回のビッグイベントとそれに向けたシリーズ興行の組み方するから、難しいかな?
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最後まで楽しませてほしいです。


2月27日の新日本プロレス沖縄大会。
今回は沖縄大会では見たことのないものが登場しました。

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大画面ディスプレイ。

会場の沖縄県立武道館には、常設の大画面はありません。
選手の入場時は曲が流れるだけ。開始前の対戦カード紹介もアナウンスだけ。

ですが、今回は舞台の上に大画面が設置されました。
なので
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対戦カード紹介がわかりやすい(写真は第1試合)

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入場時の煽りVもあるよ。

この画面を利用して、開始前にはCMのほか初心者向け解説ビデオ(出演:真壁刀義)やマナー啓発ビデオ(出演:獣神サンダーライガー、田口隆祐)も上映。

演出、告知、初心者ガイダンス。プロレスを魅せるための、新日の細かいけど重要なワーク。いいですね。


2017年3月。沖縄県立武道館。
頸髄損傷で首から下が動かなくなる大怪我を負ったレスラー、本間朋晃。

あれから約2年。
戦う姿で、戻ってきました。
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2019年2月27日。新日本プロレス沖縄大会。
メインの6人タッグに登場。そらもう大盛り上がりです。
【30分1本】
棚橋弘至 真壁刀義 本間朋晃vsタマ・トンガ タンガ・ロア 邪道

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2018年の沖縄大会は復帰前だったので、あいさつのみ。
今回は戦います。

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対戦相手のチームには、“あの日”技をかけられた邪道がいます。
試合内で初めて睨み合うと、棚橋と真壁が煽ります。

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邪道が“あの時”の変形DDTをかけようとして、真壁がカット。

[約2年の時を経て…沖縄のリングに上がった本間朋晃]の続きを読む
暴行の現場に止めに入ったレスラー。
素人考えならプロレス技を使って取り押さえると思うけど、そのような行動をせず、小指を骨折しながらも抑制的に対応した行動が評価されてます。

そりゃあね、さっさと制圧できればいいけど、プロのレスラーが素人相手にプロレス技をやるのは危険。へたすれば相手(現行犯)が死ぬかもしれない。
あれは技を受ける側も鍛練をしているからできること。アメリカのプロレス団体WWEも、番組内のCMで「絶対にマネしないで」と注意喚起してる程。

Please Do not Try This at Home.

あと、相手が凶器を持っていたら、レスラーといえども命の保障はないわけで、やはりスポーツの技と護身術は違うな、と。


2018年春の改編でかなりの数の番組が姿を消したフジテレビで、とんねるずの「みなさん」と並んで象徴的な存在となっためちゃイケ。
TBSのオールスター感謝祭と被った最終回。番組自体についてはあちこちで語られてるはずなので、違う視点から。

まさか最終回で「井上京子と紫雷イオのタッグ」が実現するとは
(だからこのネタもテレビ系ではなくプロレス系カテゴリー)

番組終了発表後から「終活」とばかりに様々な企画を復活させためちゃイケ。その企画の中には「めちゃ日本女子プロレス」もありました。
復活した極楽とんぼの「極楽同盟」の対戦相手として登場したのが、井上選手とイオ選手だったんですよ。
井上京子は全女時代から活躍するベテラン、紫雷イオは現代の女子プロレスのトップファイターのひとり。しかし、2人は所属団体が違います(井上はディアナ、イオはスターダム)。普段は見られない組み合わせ。お笑い芸人相手とはいえ、このタッグが地上波のゴールデンタイム(プライムタイム)で見られるというのは、すごい贅沢です。
以前書いたプロレスとプリキュアが結びついたネタでも触れましたが、地上波で女子プロレスを見られる機会は滅多にないのですから。

試合の方は、まあ、極楽は長いことやってなかったし、というのもあるけど、イオのラ・ケブラーダも見られて満足。



(2018.2.28:朝日新聞)

いやー、面白い話やこれ。
プリキュアの背景にダーティーハリーやトミーとマツがあったとはな。
確かに魔法少女アニメは多い。魔法使いサリーとか、自分の年代だとセーラームーン。プリキュア開始後もまどマギが。
そこに、「女の子だって暴れたい!」

このコンセプト、今考えると、時局的にもマッチしていたのかな、とも思えるなぁ。

シリーズ第1作「ふたりはプリキュア」の放送開始は2004年2月。
その約1年後、2005年4月。全日本女子プロレス解散。
「暴れたい!」に反応する女の子の興味関心の受け皿となりうる女子プロレスが、全女以外の団体やTV露出のあるレスラー(北斗晶、神取忍、アジャ・コングなど)がいるとはいえ、試合が子供から見えにくい場所に行ってしまった時代に、女の子の目の前に登場したのがキュアブラックとキュアホワイト。
なるほどな、と。
そして、「男の子/女の子らしく」を排除するこだわり。

え、なぜプリキュアとプロレスが結びついたかって?
プロレス技やっとるんかいw


年に一度の新日本プロレス沖縄大会。2018年2月14日、沖縄県立武道館。
後半でーす。

【休憩明け】
新日沖縄大会は毎回「社会福祉チャリティー」と銘打っており、売上の一部を様々な団体に寄付してます。今回の寄付先は陸上競技クラブ。これは新しい。
寄付セレモニー後に本間さん登場

【第5試合】30分1本
矢野通、石井智宏
vs
トーア・へナーレ、真壁刀義
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矢野・石井組。リングアナの矢野さん紹介、DVDの宣伝もばっちりw

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へナーレ・真壁組。

YTRコール、出なかったな。
試合は石井がへナーレを垂直落下式ブレーンバスターからのフォールで下して矢野・石井組の勝ち。

【第6試合】30分1本
EVIL、内藤哲也
vs
YOSHI-HASHI、後藤洋央紀
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真っ暗&レーザー演出の“キング・オブ・ダークネス”EVILに続いて登場、2017年プロレス大賞MVPの内藤哲也。

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YOSHI-HASHIと後藤。「制御不能な奴等(インゴベルナブレス)」と「混沌(ケイオス)」がぶつかるセミファイナル。

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後藤が内藤を担ぎ上げる。

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内藤が後藤に低空ドロップキック。

試合はYOSHI-HASHIがEVILを緊箍児で押さえ込み勝利。
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試合後、リング下から挑発するリング下の内藤と、リング上で挑発をいなすレッドシューズ海野レフェリー。この時海野レフェリーは下のロープに乗ったり降りたりを繰り返し。

[新日2・14奥武山(2)]の続きを読む
“本間帰還”のビッグイベントがあった、年に一度の新日本プロレス沖縄大会。
いろいろ振り返ってみましょう。

第1・第2試合はヤングライオンのシングルマッチ。
成田は体の線が細い感じで、相手の海野が筋肉に張りがあっただけに、差が際立って「大丈夫か?」な印象だったけど、それだけに声援を集めていたな。
去年の沖縄大会で中西と対戦してた岡。あんこ型ヤングライオンいいなと思ってたけど、1年近い間に引き締まってる。今後もリング上とアニメネタ双方で楽しませてほしい。八木はもっと印象に残るファイトを。

○海野翔太(9分31秒)成田蓮×
×八木哲大(7分10秒)岡倫之○
なお海野は新日名物レフェリー、レッドシューズ海野の実の息子。

第3試合以降はタッグマッチ

【第3試合】20分1本
ティーダ・ヒート、田口隆祐、KUSHIDA
vs
グルクンマスク、タイガーマスク、獣神サンダー・ライガー
琉球ドラゴンプロレスの選手も参加した試合。それぞれのテーマ曲に乗って選手が登場するのですが、開始前にリング上で一悶着?
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リングの上には、ティーダと一緒に登場した“Ryukyu-Dog”ディンゴも。試合メンバーに入ってないディンゴ、セコンドとしてひと暴れします。

試合では、田口が序盤の攻防で、タイガーマスクに技のかけ合いではなく「原辰徳式グータッチ」を要求。戸惑うタイガーにレフェリーが「グータッチ!」と要求する場面もw
結果はティーダがグルクンをフォールして、ティーダ、田口、KUSHIDA組の勝ち。

【第4試合】20分1本
中西学、永田裕志
vs
北村克哉、天山広吉
ここから入場ショットも。
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中西と永田。なお、永田は試合前日、タイガーマスクと海野レフェリーとともに沖縄タイムスの本社に行った模様。

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デビュー1年弱なのにこの風格な北村(写真左)。天山に負けてない。お前本当にヤングライオンかよw
とはいえ最後はベテランの巧さ、永田が北村をフォール。

このあと会場は休憩なので、レポも休憩(ぇ


年に一度の新日本プロレス沖縄大会
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2018年はバレンタインデー開催。

まずは、これに触れないと。
休憩明けの寄付金贈呈セレモニー後、出てきたのが

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本間朋晃キタ━(゚∀゚)━!
場内この日1番の盛り上がり。

2017年3月3日。ここ、沖縄県立武道館での試合中、首から下が動かなくなる程の大怪我を負いました(中心性頸髄損傷)。
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(大怪我の直前の様子)

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(試合後、那覇消防の救急隊が来て搬送)

その後、治療を経てTV番組に出演できるようになりましたが、試合復帰に向けてリハビリ中。

リング上で本間選手あいさつ(もちろんかすれ声)
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「プロレスラーは這い上がってなんぼ」
「次沖縄来る時は試合をします」
「もう少し時間をください」

この場面に立ち会えただけで、すごく価値があったね。
試合とまではいかないけど、“現場”でこうして元気なとこ見せてくれた。来てくれてほんまにありがとうですよ。

怪我で長期離脱のレスラーといえば、髙山善廣さん。頸髄完全損傷でリング復帰は困難視されてるけど、本間さんのように元気なとこ見せてほしい。

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ボストン・レッドソックスの「バンビーノの呪い」。
シカゴ・カブスの「ヤギの呪い」。
アメリカMLBにかつてあったジンクス。

そして、沖縄。具志堅用高が王座から陥落した、1980年の地元での防衛戦。計量後にアイスクリームを食べたかったが、食べられなかった。
これも一種のジンクスか。

あれから時が過ぎ、37年ぶりの沖縄でのボクシング世界タイトルマッチ。
防衛戦に臨む比嘉大吾は、具志堅用高のジムに籍を置く。自身の王座防衛以外にもいろいろのしかかります。
王者は計量後…ブルーシールのアイスクリームを食べました。無念を晴らすパフォーマンスのようにも見えましたが…。

1RでKO(TKO)勝利

37年越しの快挙は、152秒でフィニッシュ。
右フックで頭をぐらつかせてからのラッシュ。そして左フックでガードが空いたボディーに右ストレートでダウン。「もう終わり?」という早さ。
そりゃあ具志堅会長もリング上インタビューで「ボクシングジムの会長」ではなく「芸人」のリアクションが出ますわ。

これで国内最多連続KO勝利記録(15連続)と並んだわけですが、あまり意識すると落とし穴が発生するかもしれない。より腕を磨いてほしいね。


だいたい3月にやる新日本プロレスの沖縄大会。
今回は2月14日。

ちと早いな…ってバレンタインデーじゃないかw
某声優がIWGP王者にチョコ渡せないだろw(当日にこだわらなくてもよいのなら、それはそれで)

あと、来場できるなら本間選手に来てほしい。試合できなくても、姿を見せることでハッピーを共有できるはず。


2017年大晦日のRIZIN。最大のインパクトは浅倉カンナでしょう。しかし、沖縄にいる身として、外せない人がいます。

砂辺光久
パンクラスでストロー級、フライ級、スーパーフライ級王者“キングオブパンクラシスト”に戴冠した、沖縄出身のMMAファイター。
キックボクシングのトーナメントに出場しました。藤田大和との対戦は3RTKOで敗退でした。年齢とか、普段の総合格闘技とは勝手が違うといった面も影響したのかな、と。

しかし、かつてのPRIDE、DREAMから時を経て、RIZINで復活した大晦日の大舞台。そこで沖縄出身のファイターが戦うんですから。すごいことですよ。出場決定のニュースは沖縄タイムスにも載った程。
いつもと違うフィールドとはいえ、果敢に挑む姿勢。もしあそこで勝っていたら那須川天心と対戦していたかもというドリーム感。

ぜひ次につなげてほしいです。
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(写真は別ネタでの撮影時に左側に写った、砂辺さんのジム「クロスライン」)


大晦日の格闘技・RIZINで、新たなエースが登場しましたね。

女子スーパーアトム級トーナメント優勝の浅倉カンナ。
しかも決勝であのRENAをチョークスリーパーで絞め落とすというね。RENAと世界各地の女性ファイターが戦うシナリオを主催者が描いていたのかは知らないけど、RIZINのリングでRENAを最初に倒す奴が国内にいたというインパクト。

とはいえ、今後を考えると、現在進行形の熱心な格闘技ファン以外を巻き込むには、対世間でアピールできる選手を少しでも多く揃える方がいい。フグやアーツ、ホースト、ベルナルド、佐竹、武蔵などを擁した1990年代後半から2000年前後のK-1みたいにね。
その意味では、浅倉はRENA同様に女子戦線を盛り上げる可能性がある。
それに、浅倉がRENAに憧れていたというのも、ストーリー性がある。


これは天晴れですわ。比嘉大吾の防衛戦。
挑戦者のマソンもよく耐えるなー、とは思ったけど、確実に削ってました。ダウンの瞬間は、その耐久力が切れたように感じました。

さて、この日は大吾のほかに拳四朗の防衛戦、疑惑の試合といわれた村田諒太vsエンダムのリマッチ世界戦もありましたが、試合を中継するフジテレビの事前の宣伝は村田だけ。比嘉の「ひ」も拳四朗の「け」もない。沖縄の系列局・沖縄テレビ(OTV)が独自に比嘉大吾CMを流した程。
いくら注目の対戦とはいえ、日本人王者の防衛戦を完全無視ですか。TBSなら「トリプル世界戦」と煽ってたはず。

翌日のニュースが村田メインになったのは、新王者誕生だからそうなるよね。村田にもあっぱれ(某日曜朝番組風)


15日のRIZIN見たんですが…

那須川がKO勝ちではないとな(判定勝ち)。
相手の藤田大和、1Rでやばいパンチもらったとはいえ、あそこまでやるとは。今後の展開を考えると、強い選手は複数いる方がいい。
あと、那須川の入場用衣装に獣神サンダーライガーを感じるのは気のせいだろうかw

KINGレイナ、勝ったとはいえ今回は厳しいな。
いや、それ以上に地上波の編成担当に苦言。あれを全ラウンド流す位なら、ほかの試合放送しろよと。桜庭という一般向けやしばらくMMA観戦から離れていた人向けの存在があったのに。

バンナはしゃあないか。

RENAはメインイベンターの仕事したな。
あの左ボディ、女子ファイターのものじゃないよ。


どんなに練習を重ねて、安全に留意しても、プロレスは怪我と隣り合わせ。
今年、本間さんの大怪我を目の前で見ただけに、意識せざるを得ない。

衝撃的なニュースです。
ご報告及びお願い(高山善廣オフィシャルblog)

頸髄完全損傷と変形性頸椎症で首から下が動かない状態と発表されました。
5月のDDTでの試合で負傷したと聞いてたけど、ここまで重症とは。

PRIDEのドン・フライ戦など、幾多の名勝負をしてきた高山さん。
リングの上で戦える状態に復帰できるか…いや、元気な高山さんをまた見たいです。


7月30日のRIZIN。
那須川天心が才賀紀左衛門をあっさりKOしたり、真珠・野沢オークライヤー(あの野沢雅子の子)の可能性とか、KINGレイナがまた煽りVで「MUTEKI」言われたり…とまあ見どころ多数でしたが。

まさかの対戦カード発表。
10月の大会で桜庭和志vsダン・ヘンダーソン。
那須川やギャビとか新しい目玉がいる中でも、昔の名前を出すあたり、新規のファンだけでなく、格闘技の観戦からしばらく離れていた人を呼び戻そうとしてる感じがしますね。


2017年6月7日放送の「水曜日のダウンタウン」。
この日の番組で取り上げられた“説”のひとつに、漫才のツッコミは強ければ強い程面白いのか?というものがありました。

そこに…番組によく出るレスラー、スーパー・ササダンゴ・マシン。飯伏幸太をツッコミ役にして漫才。バックドロップや脚立からのダイブと、プロレス的な派手なツッコミで“説”を実証しようとしたのですが、その先で一線を越えてきました。

葛西純と吹本賢児

プロレスはプロレスでも、デスマッチのレスラーじゃないですかw
当然ツッコミは激し過ぎて、検証結果は「やりすぎると引く」。観客の反応見たら最後までいかなくてもわかるよw

それと同時に、葛西・吹本両選手の場面は「デスマッチは地上波でどこまで放送できるか」の検証でもあったような。

パイプ椅子で殴打=○
ラダー(脚立)を投げつける=○
蛍光灯の束で殴打=「コンプラ」の字幕とともにモザイク処理
セットの足場から、机上の選手にダイブ=○

放送できなかったのは蛍光灯殴打でした。
ですが、プロレス界で言うTLC戦(机、脚立、パイプ椅子を使った試合形式)は放送できるのな。そういえば旧FMWのノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチはTVでも過去映像で流れることはある。
ただ、この放送では抑えてる方かも。ダイブwith蛍光灯やカミソリボードなんてのは企画段階でボツでしょう。ここはGAORAやサムライTVではなく地上波のTBS、デスマッチが苦手な人が目にする可能性も相応にありますから。

…とまあ冷静に語ってますが、自分はプロレスを見て楽しめる人間(かつデスマッチもある程度いける)なので、「地上波でここまでやるかw」と興奮物。蛍光灯で「コンプラ」(コンプライアンス上の都合で…演出か)になった時は爆笑でした。


比嘉大吾がボクシングWBCフライ級世界王者になった件。
王者になる過程で、忘れてはいけないのは、何といっても…

具志堅用高

昔の試合映像を見たのをきっかけにボクシングを始めて
才能を見込まれて
そしてついにチャンピオン。

これは、具志堅さんにとっても大きな出来事だよね。
自身が王者になるのと、選手を育て上げて王者にするのとでは勝手が違う。
日本初のボクシング世界王者・白井義男と組んで「白井・具志堅スポーツジム」を立ち上げたのは1995年。所属選手で世界チャンピオンはWBA女子スーパーフライ級を戴冠した山口直子だけ。育てる苦労は想像に難くない。5月21日の沖縄タイムスに載っていたが、暫定王者までいった江藤光喜が2015年に正規王座を獲れなかった時は「ジムを畳むことも考えた」そうな。

TVでは「面白いおっさん」だけど、ボクシングにはすごく真剣。亀田3兄弟ブームの時は、亀田ヨイショの空気が蔓延る中で、正々堂々と問題点を指摘した程。

そんな具志堅さんが、本来の分野で、本物の伝説を残しました。