あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
東京オリンピック、終わりましたね。
どうなることかと思いましたが。



[なんやかんやで盛り上がった東京五輪]の続きを読む
スポーツ関係でいつの間にか「変わってる」もの、ありますね。

サッカーで、時間の表記が「前半/後半」ではなく通し表記。
例えば「後半40分」は「85分」。ルール改正によるものですが、ニュースでは従来通り前半後半の表記なので、意外と気付きにくい。

陸上競技や水泳のリレー。「メートル合計」ではなく「人数×1人当たり距離」が中継番組やニュースでも見られるようになりました。
例えば1人100mの4人で合計400mのリレー。
従来は「400mリレー」
今は「4×100mリレー」
これは何人出るとか距離がわかりやすくていいかも。

で、最近驚いたのはウェイトリフティング(重量挙げ)。
一気に持ち上げる「スナッチ」と、肩まで一旦持ち上げてから差す「クリーン&ジャーク」の合計重量で競うのですが、クリーン&ジャークはニュースや各メディアではよく「ジャーク」と言ってますね。
ですが、最近NHKの沖縄ローカルでやってた重量挙げ選手に密着する番組では、ジャークではなくクリーン&ジャークって言ってたんですね。

いろいろ変化してるね。


あるアニメのオープニングの曲に、こんな歌詞がありました。

「未来と過去が交差する 百年目の歌」

100回目の夏の高校野球で、秋田代表103年ぶり(初回以来)の決勝進出。
まさに百年目に過去と未来が交差しました。金足農業高校。
(さらに言うと、農業校の決勝進出は中等学校野球時代の台湾・嘉義農林以来)
しかし、優勝旗はまたも“白河の関”を越えることはできませんでした。

確かに、「こんなストーリーの漫画描いて漫画雑誌編集部に持ち込んだらダメ出しされる」をリアルでやってのける場面もありました。
ですが、代えの投手を起用せず、1人のエースがずっと完投しているのを見て、嫌な予感もしました。

「1991年の沖水状態にならないか」

前年(1990年)に続いて決勝に進出した沖縄水産高校、沖縄代表初優勝へ期待が高まる中、大会中は投手はエース1人でずっと投げていました。満身創痍のエースは決勝で打たれ、沖水は敗れました。
そして、あの時の沖水の決勝の対戦相手は、奇しくも2018年の金農と同じ大阪桐蔭。

結果は説明不要。

散々弱いといわれていた秋田代表を、ここまで強くした努力は評価されるべきですが、なぜ1人のエースに依存したのか。
1人の投手でずっと投げるリスクが指摘され、複数の投手をベンチ入りさせるのが当たり前の現代。金農もほかに投手はいました。

そこを乗り越えれば、秋田初、ひいては東北初の優勝へ一歩近付けるかな。


(2018.7.4:朝日新聞)

水泳経験者として。
確かに、動きの大きいバタ足では、疲労感の割に効果がなかったな。
それで、脚の上下動を小さくかつ速いサイクルでやるのだけど、スピードが出ている「ような気がする」だけで、効果がなかったと。

よく考えると、ダイレクトに推進力となってるのは、キックより腕だわな。


グループリーグ(予選リーグ)は突破したけど、物議を呼んでますね。
サッカーワールドカップでの、日本vsポーランドのラスト10分。
コロンビアvsセネガルの途中経過の情報が入り「負けてもこのままなら決勝トーナメント進出」とわかり、無闇に攻めずにパス回し。

こういう戦い方もするようになったか、という感想かな。
もちろん勝ちに行くのは重要。勝って、あるいは勝ち点を得てすっきり進出したいですよね。
しかし、グループリーグにおける最重要目標は「リーグ突破・決勝トーナメント進出」。そのために何をすべきかを考えると、ルールの範囲内でできることはするという論理もあります。
今回、日本は勝ち点、得失点差、総得点、直接対戦の結果でセネガルと並んでいた状態から、「フェアプレーポイント」の差で進出できました。点を取ろうとしてイエローやレッドのカードをもらっては、フェアプレーポイントの優位がなくなってしまいます。
そこで、「あの10分間」ということ。

これはリスクが高い戦術です。
観客にとってはブーイングものだし、もう一方の試合でセネガルがコロンビアに追い付けば敗退というリスクもあります。
それでもやったということは、「日本もこのような手段ができるようになったか」というわけですな。
常に真剣勝負とか、華々しく散るとか、勝負の結果よりも過程に気が向いちゃう面もあったからね。

ただ、決勝トーナメントでは「あの10分」のようなことはできませんよ。


こりゃ2018年流行語大賞ノミネートあるな。

「大迫半端ないって」
(初出は2009年だけどねw)

FIFAワールドカップ。
開幕ひと月前になってゴタゴタがあって、今回は代表にはほとんど期待してなかったです。これまでなかった「グループリーグ全敗」もあるかと見てました。

グループリーグ初戦のvsコロンビア。
先制はPKでしたが、そのきっかけは大迫の突破と香川のもうひと押し。
同点にされたのち、突き放したのは大迫。
まさに「大迫半端ない」。

とはいえ、今回の勝利は、序盤に相手がレッドカード1人退場で数的有利になったことや、コロンビアの主力ハメス・ロドリゲスの調子がよくなかった面もあるわけで、内容としては手放しで褒められません。ましてや、開幕ひと月前に監督交代という異例の事態。ハリルホジッチ時代の蓄積が生きたのか、ハリルホジッチがいなくなってよかったのか、現状では読めません。
この試合、勝ちこそしましたが、日本サッカー協会が免罪符を得たとは言い切れないです。

※スペインはW杯開幕前日に監督交代と、日本を上回る事態になりましたが、あちらは選手や戦力などレベルが上なので、試合直前の監督交代でもどうにかなっちゃいそう。

※「大迫半端ないって」の発言主は、現在は一般人という点には留意。


名前や顔まで出す必要性はあったのかな?と思う。
下手したら「反省してやり直す」道をも閉ざしかねない。

でも、表に出て謝罪した上に、あの告発ときた。

どうする日大?


アメフトのルールを知らない、「激しくぶつかってるスポーツ」の程度で認識してる人でも、「あれはないわ」とわかる反則。

これだけの騒ぎになってるのに、当事者である日大の姿勢がね。
しかも、問題のチーム「フェニックス」の監督が日大の常務理事も兼ねてるとのこと。本来なら大学上層部からも当該アメフト部に説明や謝罪を求めそうなものですが、このままでは「口裏合わせをしてるのでは」と上層部も疑念を持たれ、日大全体の信用に関わってくるよね。

そして国内におけるアメフトというスポーツの地位にも。
競技団体や学生連盟は、フェニックスや関係者を永久追放という措置もとれるでしょうけど、つけられた傷は大きい。

BS視聴環境になって、NFLを時々見てアメフトの面白さを認識できたところ。
これ以上おかしなことにならないでほしい。


相撲、特に大相撲における「土俵に女性は上がってはいけない」の話。以前は本場所優勝の表彰式のプレゼンターの地位の人が女性ということで(春場所時の大阪府知事)喧々諤々な議論となったことがあります。

その「土俵に女性は上がってはいけない」の話が再燃したんですが、伝統どうこうの次元ではなく、人の命がかかった事態。

既にあちこちで取り上げてるはずなので、大まかなおさらい。
巡業先の京都府舞鶴市。土俵上であいさつ中の市長が倒れたところに、観客の女性が救助にかけつけるが、行事が「女性は土俵から下りてください」と場内アナウンス。

伝統とか神事とか言うのもわかるけど、生死にかかわる緊急事態でしょ。柔軟にやらないと。「何で女性が」と言う観客がいたともいうけど、そんな悠長なこと言ってられないわけで、相撲協会側が率先して示さないと。伝統を守って来賓を死なせるのか?
神事、スポーツ、興行、様々な性質があるだけに、柔軟性があってもいいと思うわな。

あと、医者や看護師は近くにいなかったのか?
ボクシングの試合やプロレスの大きな団体だと、リングドクターがいるんだけど。


最初は寒冷と強風でどうなることかと思われた、冬の五輪・平昌オリンピック。
スノボとかほとんど転倒して競技成立すんのか?でした。
でも、最終的には見所もありましたね。

日本代表は、長野を超える過去最多のメダル。
お見事です。それと同時に、メダルに届かなくても奮闘してますから。
フィギュアの女子シングルとか、宮原はメダルこそ取れなかったけど、ノーミス演技かつ自己最高得点ですし。
あと、男子の方のフィギュアは羽生と宇野の1-2に目を奪われるところだけど、3位のハビエルも評価したいね。あれだけ活躍して実績もあるけど、五輪はこれが初メダル。今エキシビションやらせたらトップクラスに面白いスケーター、よかったよかった。

閉会式での、次回開催地北京のプレゼンタイム。
まあまあの出来と思う。あとは習近平が、映像ではなく、会場で踊るパンダの中から出てきたら得点UPだったw(リオでの安倍マリオ理論)

さて、3月はパラリンピックも。


「事実は小説より奇なり」な出来事に、また新たな伝説が加わりました。

V・ファーレン長崎のJ1昇格

シーズン序盤に経営で大問題が発覚し、クラブの存続もどうなるかという状態だったのが、立て直しどころか「ゼイワン(注:高田社長の佐世保訛り)」の切符ですよ。
クラブの危機に立ち上がったのが、あのジャパネットの前社長。社長時代から会社でスポンサーとして関わっていたとはいえ、これまでのカメラ店・通販と違う世界でねぇ。

もちろんJ1に上がる順位にいるということは、選手やコーチ陣の力が大きい。だけど、それを支えるフロントがしっかりしてなければ、こうはいかない。クラブライセンスも必要だからね。

かつてのJFLで対戦したことがあるFC琉球サイドとして、本当に喜ばしい。
次の大舞台、どんな困難が待ってるか知らないし、1年でJ2に戻ってしまうかもしれない。J1で戦えるようになるために、選出やコーチ陣の大幅な入れ替えもあるかもしれない。
でも、そこにあるクラブを、サッカーを愛してほしい。
困難を乗り越え、その先の歓喜を、長崎は共有できたのだから。


2017年の夏の高校野球、「カトリック校vsプロテスタント校の宗教戦争風カード」は既に取り上げたけど、ほかにも拾っておく方がいい案件がありましたね。

「文武両道なんて無理」な発言や今どきありえない数々の方針を掲げた監督。
そして「かき氷」でdisった相手に負ける。案の定炎上。

荒れてる状態から再建するには、ある程度の荒療治が必要になる場合もあるでしょう。
しかし、やり過ぎ。文武両道ではなく「武(野球)」寄りになるとしても、練習時間とか、携帯は強制解約とか。

野球集中と文武両道、どちらかが優劣というのは価値観それぞれ。
でも、やり過ぎとかはあかんな。相手に対するリスペクトのなさも(今回の件の監督はまさにそれ)。
いっぺん「かき氷」で頭冷やす方がええのかな。


高校野球の全国大会(甲子園)で、宗教系な学校が出るのは珍しいことではありません。天理、PL、金光大阪、創価、智辯和歌山、駒大苫小牧などなど。
そんな中、2017年夏の甲子園は“宗教戦争”な対戦カードが発生しました。

聖光学園vs聖心ウルスラ

プロテスタント(聖光)対カトリック(ウルスラ)とか、欧州の人にどう見えるか。
もっとも、現場はそこまで意識しないでしょうけどね。聖光とウルスラは同じ宿ですし。

でも、甲子園には別の“宗教的な”もの、があるような。
今回は「骨折してるのに出場」が美談のように語られるし。その時はよかったと思っても、治療ちゃんとしないと野球人生はおろか生活に影響してもおかしくないのに。


タイトルで「何の数字?」

はい、レッドブル・エアレースの話です。シーズン第3戦の千葉大会。
その千葉で、レース関連イベントとして
0(零戦)と3(DC-3)が飛んだんですよ。しかも零戦は日本人パイロットの操縦でフライト。
観戦者がいろんな写真を公開してましたが、スカイツリーとの絡みとか、時空を越えてただ美しい。戦闘機だけど、戦争をするわけではない。美しい物体が飛んでるのだから。
DC-3もいいよね。零戦の魅力だけでなく、DC-3の魅力も伝われ。

そして、「31」は室屋義秀の機体ナンバー。
今季2勝目。千葉大会2年連続優勝。本当に素晴らしい。


このニュースを聞いて、すぐ牛乳買って飲みましたよ。

インディ500で佐藤琢磨が優勝

ル・マン24時間、F1のモナコGPと並ぶ「世界3大自動車レース」ですよ。これは素晴らしい。
F1を離れてIRL(インディ500を含む、アメリカの自動車レースシリーズ)に移り、惜しい時もありました。ついにこの時が来たのか、と。
そして、インディ500のサーキット、インディアナポリス・モーター・スピードウェイは一時期F1アメリカGPの会場として使われていて、琢磨はF1時代の2004年にここで3位表彰台に立ってるんだよね。あの時は3位、今回はチャンピオン。

それだけに、口が滑ったデンバーの記者がアレで。

さて、モータースポーツやインディ500をよく知らない人は、最初の「牛乳」について疑問なはずなので、少々解説。
往年のレーサー、ルイス・メイヤーが1933年と1936年の優勝時に、牛乳を飲みたいとリクエスト。特に1936年優勝時にボトルごと飲んだ姿が牛乳会社の目に止まり、スポンサーとなって牛乳が優勝者に提供されるようになったとのこと。今も牛乳を飲むと、優勝賞金とは別に牛乳提供スポンサーから賞金が贈られるとのこと。もちろん琢磨も飲みましたよ。
さらに、日本でインディ500を生中継するGAORAでも、この慣習に乗ったのか、決勝レース後に実況陣が牛乳で乾杯w


横綱昇進後初の場所で、肩の負傷にもかかわらず、稀勢の里が優勝して幕を閉じた、2017年の大相撲春場所。当時の小泉純一郎総理の「痛みに耐えてよく頑張った、感動した」が出た貴乃花最後の優勝を彷彿とさせるインパクトでした。

ですが、美談で終わるのはどうかな?と感じる部分もあります。

まずは、負傷のケア。
今回の負傷をおしての出場で優勝した結果、以後満足に対戦できなくなっては意味がないので、しっかり治療してほしいですね。巡業も「休む。途中から出るかも」ということですが、無理しなくてもいい。

もうひとつは、千秋楽で出たとされる「モンゴルに帰れ」の野次。一部スポーツ紙がサイト上でこの野次を一時見出しにしたことで、炎上するか?なところ。
これはいかんな。長いこと「日本出身」横綱がいない状態のところに、稀勢の里が昇進。そして優勝のかかる大一番。テンションがハイになるのはわかるけど、国籍や出自をもっての野次はよくない。サッカーだったら、野次飛ばした人がスタジアム出入り禁止にされるレベル。

でも、モンゴル出身力士に対するヘイトが貯まってたというわけではなく、無意識のうちに飛ばした人もいそう。
プロレスでヒールレスラーに「帰れ」と煽ったり、鉄道会社が親会社の球団が多かった時代のプロ野球の野次のひとつ「○○電車ではよ帰れ」のノリで。
だとしても、国や出自をダシにするのはまずい。ヒールレスラーや「○○電車ではよ帰れ」なんてのは特殊な空間だし、時代背景も違う。


久々の日本人(厳密に言うと日本出身)横綱です。稀勢の里。

2017年初場所での初優勝で早くも横綱ほぼ確定な空気に「早くないか?」と思った人も多いはず。ただ、千秋楽で白鵬に勝ったことで流れが変わったような。
それに、横綱昇進前の優勝が1回な横綱は、1960年以降でも柏戸、2代目若乃花、大乃国、鶴竜など前例があります。
(さすがに優勝なしの昇進は、のちに北尾光司となる双羽黒だけ)

地元などは盛り上がってますが、本人が至って謙虚なのも特徴的。
今後の活躍やいかに。


久しぶりにF1の話題。
バーニー辞めるってよ。

F1の運営会社をアメリカのリバティ・メディアが買収。これに伴い、F1のトップに長年君臨したバーニー・エクレストンは運営から退き、名誉会長になるとのこと。

またひとつの時代が…

って、マッサ引退撤回っすか。


サッカーのワールドカップの出場枠を、現在の32から48に増やすという話。

本大会出場の価値が変わらないか?という懸念はあるよね。
世界市場を睨むとこうなるのだろうか。

アジアにとっては好都合なのか?
現在の4.5枠が7から8枠に増えるというが。


2016年、平成28年も残り72時間を切りました。
今年の振り返り企画まだだったなー、ってことで、とりあえずスポーツ関連から。

サッカーでは「まさか」がありましたね。
イングランド・プレミアリーグでレスターが初優勝。ブックメーカー真っ青w
クラブワールドカップでは鹿島がレアル・マドリードをあと一歩のところまで追い詰めての準優勝。世界が「こいつ何てクラブだ?」と「鹿島」「Kashima」で検索したら、艦これの方が出たとか出なかったとかw

オリンピック・パラリンピックイヤー
いやー、メダルラッシュでしたね。バドミントンで初金メダルとかドラマもいろいろ。
閉会式での次回開催地プレゼンテーション、かなりハイクオリティな上に「安倍マリオ」www

「神ってる」広島カープ、25年ぶりのリーグ優勝はえらく盛り上がりましたね。しかし日本シリーズ制覇はならず。シリーズに関しては大谷も神ってたような。
そして日本ハムが優勝を決めた第6戦、中継が日テレの担当なので沖縄では見られないな…と思ったら、スカパーの無料開放日になっててG+見られて救われた人もいた点で神ってるw