あなたに見えてる沖縄は、見たままのものとは限らない
翁長知事の膵臓がん(膵がん)判明と前後して、沖縄県知事選に向けて、噂されている人物のひとり、安里繁信さん(シンバHD会長、沖縄観光コンベンションビューロー元会長)が出馬に前向きな発言をしました。

自民党はどうするのか?
安里さんの発言だと、自公側の候補者選考が「開かれた議論の末、納得できる候補者であれば従う」としてるけど、そうでなければ…と、強行出馬に含みをもたせてる点に注意。
(筋を通す姿勢なんだろうけど、見方を変えるとやらしいなぁ~)。
舵取りひとつ間違うと、「オール沖縄」勢力に勝てないぞ。

一方、「オール沖縄」側はどうか。
癌を明らかにした会見では、知事選出馬の有無は明らかにしてません。
やる気なのか、引き際を考えてるのかは未だに見えず。
「もしも」に備えて、裏で人選はしてるのかな?


悪性だったかー。

膵臓に腫瘍が見つかった翁長知事。
摘出手術と検査の結果は「膵がん(膵臓がん)」のステージ2。

場所的にもやばいやつじゃないか。
さらに膵臓の近くのリンパにも腫瘍があって摘出したとのこと。これが膵臓からの転移だとしたら、やばさ1段階アップ。
知事は胃がんのサバイバー(胃全摘出)ですが、年齢や発症部位、現在の職責の負荷を考えると、いろいろ心配になります。

退院後の記者会見。受け答えははっきりしてたけど、げっそりしてるやん。

(記者会見映像:沖縄タイムス)

退院したとはいえ、化学治療などを続けながら県庁への登庁は週1ペースというから、次の知事選に出ないとしても、残り任期の仕事ができるのかも気がかり。

沖縄の政治的には大きな波乱要素てすが、主義主張はともかく、翁長知事個人として、ぜひ乗り越えてほしい。


2018年5月4日の沖縄タイムスに載っていた、秋の沖縄県知事選挙に向けた現況の記事。(感想とか読み・分析などはこちら)
この中で、翁長知事側(オール沖縄側)との対決になる、自民党と公明党側で候補者に取り沙汰される人に、実名なしでまさかの人物が浮上してました。

「県内民放アナウンサー」

おいこれまさかの様相だぞ。
ちょっとこれはイニシャルトークにしよう。

まず、琉球朝日放送(QAB)の可能性は低い。
どの局も基地関連での報道は批判的なスタンスがあるけど、QABはガチガチの反対派寄り。自公側から出るとは考えにくいです。

沖縄テレビ(OTV)も可能性は低そう。
だって、局アナが若い。現役7人中、1人を除いて20~30代。
そこで「え、ベテラン結構いるのでは?」と疑問を持った人もいるでしょう。
実は、OTVでは、アナウンサー経験者がアナじゃない職場へ異動する例が結構ある模様。F・Tはこの前那覇ハーリーの会場で裏方仕事してたっぽい。

ラジオ沖縄(ROK)は、ピンとくる人は見当たらないね。

となると、琉球放送(RBC)?
今のRBCのアナで知名度が高い人はK・Rを連想する人も多いでしょうけど、Kの母は基地反対な革新政党で県議だったので、自公側から出るかといわれると…まあ親は親、本人は別ということもあるでしょう。
ですが、RBCには「もしや?」がいます。
クリーン感や経済系の強さも垣間見えるH・T。
県外出身だけどベテランで知名度も高いM・KとH・K。

そうそう、FM沖縄のN・Kもどうだろ。
面白い人のイメージが強いけど、番組内で「子どもの貧困」を取り上げたりと、社会派な面を見せることもあります。基地関連ではいろいろ指摘されてるようですが。

もっとも、これは名前が出てない状態の新聞記事を元に、可能性を探ったもの。
今挙げた中の誰かが出るかもしれないし、違う人かもしれない。アナウンサーではない人になるかもしれません。


5月4日の沖縄タイムス。
秋の沖縄県知事選挙に向けた現況の記事がありました。
ちょっと読みながら分析してみましょう。

県議会与党側は、翁長知事の2期目出馬を前提としつつも、知事の健康状態や“オール沖縄”のごたごたが不確定要素となってる模様。

もし翁長知事が出られないとなると、名護市長選で落選しフリーになった稲嶺進か、オール沖縄を抜けた金秀グループの呉屋守將会長では?という見立て。
「県内大学教授」が名前が出ない形で触れられてましたが、おそらく琉球大学法科大学院の高良鉄美教授のことじゃないかな。2014年の知事選でも名前が浮上してたっけ。
あと、大学教授だとオール沖縄会議で要職に就いている島袋純教授(琉球大学)の可能性も。ただ、島袋教授は自己決定権をよく主張しており、独立派との接点もありそうで要注意。

一方、自民党と公明党側。
有志が推薦したシンバHDの安里繁信会長以外の名前もいくつかありましたが、現役の市長や国会議員を転身させるのはリスクが高いですね。
現在フリーの古謝景春(前南城市長)や島尻安伊子(前参院議員)も名前が出てますが、古謝さんはSNSでやらかして「沖縄版トランプ」にならないか怖いし、島尻さんも好き嫌いが分かれます。

ただ、自公側で気になったのが、名前の出てない2人。

「沖縄県出身の現役の中央官僚」
誰だ?
出すなら早い段階で決めないと、知名度で絶対的に不利になる。
それに、中央官僚から知事に転身というのは全国で見られるけど、沖縄では珍しい。復帰後の歴代知事の就任前の職業をおさらいすると
屋良朝苗:琉球政府主席(その前は教員)
平良幸一:県議
西銘順治:衆院議員
大田昌秀:大学教授
稲嶺恵一:りゅうせき社長
仲井真弘多:沖縄電力会長
翁長雄志:那覇市長
確かに前職で中央官僚はいないね。仲井真さんは通産省官僚だったけど、1987年に帰郷してるので「かなり前」。

名前が出てない、もう1人は…つづく


GW前半時点での、2018年秋の沖縄県知事選挙に向けた動きをメモ。

まずは与党側。
選考に向けた調整会議を立ち上げてましたが、代表役が不在。ようやく県議会の社民党会派(社民・社大・結)の照屋大河県議が議長となりました。
照屋県議は「翁長知事再び」の方向で考えているようですが…

国政選挙以外では敗戦多数
かりゆしや金秀のオール沖縄会議離脱→経済界は?
翁長知事の健康状態(今のところ腫瘍が良性か悪性か明かされず)

いろいろ不確定要素含みです。

一方、野党側。
有志グループがある人物を推薦しました。
安里繁信(あさと・しげのぶ)
地元の大手企業シンバHD会長で、日本青年会議所(JC)元会頭、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)元会長。
実業家である一方、TV番組「098TV」(沖縄テレビで日曜深夜に放送)をやるなどいろんな顔があります。
2014年の知事選でも「誰が出る?」で浮上していました。

ただ、批判がないわけではないし、好き嫌いが分かれる感じですね。
言動をよく思ってない人はいるようだし。

また、出馬するとしたら098TVをどうするか(降板または終了?)という問題が出ますが、こちらは案外どうにかなりそう。
2015年の番組開始当初は、安里さんは番組MCしながら取材もしてましたが、最近はMCの仕事よりはご意見番ポジション。
(探偵ナイトスクープでいうと、西田敏行の席からキダ・タローの席に移ったイメージ)
MCできる人を充てて、自身はいつ降りても番組を続けられるようにしてるのでは?とも見えます。深読みしすぎかな?


台湾の人、日本のニュースに一瞬困惑したでしょうね。
「民進党が国民党になる」?

民進党と希望の党が合流する件。
名前は一時「国民党」の案が浮上しましたが、最終的に「国民民主党」で決着の模様です。それでも略称は「国民」「国民党」になりそうで、また台湾のみなさん困惑?

でもね、期待感はあまりない。
かつての民主党の反省ができないまま、民進党だの立憲民主党だの離合集散に看板掛け変えてもね。

まともな野党、まともなリベラル政党はいつになったらできるのやら。
「アベ政治を許さない」では、次がまともな政治になる保障はない。

(ボソッ)
そういえば「国民新党」もあったな。


沖縄市長選の結果は?

【選管最終】投票率47.27%
桑江朝千夫 32,761
諸見里宏美 17,609

現職の再選でした。
投票率は沖縄市長選で過去最低ですが、得票数は過去最多。

名護や石垣のような軍事・安全保障系の争点はないものの、諸見里陣営が「1万人アリーナ計画の見直し」を掲げたことで、ちょっとホットになりました。
しかし、ハコ物批判を持ち出した諸見里陣営が、映画村や伝統工芸などで別のハコ物を掲げちゃったという面も。「新規建設ではなく既存の建物を使う」としても、ツッコミ材料を与えてしまったような。

それに、このアリーナ計画、「見直し」で遅れたり中止してしまうと、沖縄のバスケ界、さらに世界規模で迷惑をかける可能性がありました。

このアリーナは、キングスのホーム試合会場となります。
収容客数1万人も、Bリーグ1部の基準を満たすためのものです。もしこれが遅れたり中止となれば、どんなに成績がよくても、人気があっても、キングス2部降格の可能性が。
さらに、2023年のバスケのワールドカップ、予選ラウンドの沖縄市での開催が決定してます。もしアリーナを中止したら…。

アリーナ計画の見直しは「悪手」でした。

もっとも、諸見里陣営、ひいては「オール沖縄」側は、アリーナ以外にも敗因がありました。
候補者選定で出遅れていて、政策をまとめる時間が足りない。
さらに選挙で定番の総決起大会を開催できなかったというからね。


ある幹部自衛官が、国会議員に暴言を吐いた件。

その国会議員、確かに問題あり。
とはいえ、自衛官という立場上、言葉には注意せないかんよな。
前も空幕長が政治的発言で処分されたことがあったよね。


名護や石垣と比べたら地味だよなぁ。
でも、県内自治体人口では沖縄2番手なので、2018年の「沖縄選挙イヤー」の中ではそれなりに要所。沖縄市長選。

立候補は届出順で
諸見里宏美(もろみさと・ひろみ)社民、共産、社大、自由、民進、希望推薦
桑江朝千夫(くわえ・さちお)現職:自民、公明、維新推薦

構図は名護市長選と類似。
自民・公明・維新vs「オール沖縄」+民進・希望
ここで諸見里側が当選すれば、ネガティブニュースの連続だったオール沖縄にとって一筋の光となる可能性もあります。しかし、名護市長選以降綻びが露呈し亀裂も見えてきた今、選挙運動をどれだけ結束してできるのかも疑問。






こんな展開になるとはね。

人間ドックのはずが数日入院となった、沖縄県の翁長知事。膵臓に腫瘍が見つかり4月中に摘出手術。
腫瘍が良性か悪性かは摘出後に検査しないとわからないし、悪性、さらにがんだったら一大事。
翁長知事は2006年に胃がんの摘出手術をしているが、転移の可能性は低いと。

政策や主義主張で違いはあれど、快方に向かってほしいところです。

とはいえ、知事の健康面で不確定要素が出た今、沖縄の政治界隈は騒がしくなりそうです。
特に翁長知事を支持してきた「オール沖縄」側。金秀の会長やかりゆしグループが離脱した局面で、この出来事ですからね。今年2018年は知事選がありますが、翁長知事が進退に言及していないこともあり、「新基地県民投票」の論争に加えて「どうすればいいんだ」というところでしょうか。

摘出手術の検査結果が出る時。
騒ぎは収まるのか、拡大するのか。
あるいは、それより前に何かが動くのか。


「風前の灯」とまでは、まだ言えないけど、普天間基地のキャンプ・シュワブへの移設(辺野古新基地)に反対する勢力“オール沖縄”に打撃となる出来事が、また発生です。

オール沖縄勢力の中心組織「オール沖縄会議」から、ホテルなどを経営するかりゆしグループが離脱(脱会)しました。

理由は
○辺野古新基地反対を示すための県民投票実施を訴えたが、動きがない
○オール沖縄自体が特定のイデオロギー色が強くなった

翁長知事に残された、新基地を止めようとする手段「辺野古での埋め立て承認の撤回」。その手段を行使しやすくするための、民意を直接示す手段として、県民投票を求める声があります。しかし、県民投票は意見が分かれてます。

チャートっぽく整理すると
県民投票を
┣する
┃┃
┃いつやる
┃┣今すぐ
┃┣知事選と同時
┃┗必要だが議論を
┣慎重
┗しない(知事がすぐ撤回決断を)

かりゆしグループは県民投票の実施を求めてます。
一方、沖縄県議会の与党の対応は
実施しよう:議会会派おきなわ
有効だが、交通整理ができてない:社民、社大
県民分断のリスクがある:共産
割れてます。これでは進みません。新聞の投書欄でも、県民投票に賛成・反対の意見がいろいろ。
翁長知事の何らかの決断を求める声もありますが、今だと、埋め立て承認撤回、県民投票、いずれにしろオール沖縄内でしこりや火種を残しかねないです。

あと、脱会理由でイデオロギーの話が出たのは大きいです。
最初こそ「イデオロギーよりアイデンティティ」を標榜し、政党・思想の保守や革新の壁を越えて結集しました。
しかし、過去にも何回か書きましたが、翁長知事就任後、オール沖縄内の保守系政治家は次々と議席数を減らしました。翁長知事誕生の原動力のひとつとなった那覇市議会の会派は消滅。さらに2017年衆院選で仲里利信も落選。これでは、従来の基地反対スタンスな革新政党の影響力が大きくなるばかり。
日米安保や自衛隊を容認してる翁長知事ですが、それらに反発してる勢力が支持層内で大きくなると、手足が縛られます。知事自身が那覇市長時代に浦添市と進めてきた那覇軍港の浦添移設(一時期紆余曲折はあったが)も、革新政党は反対してますし。

共同代表だった金秀グループのトップの辞任に続く事態。
かりゆしグループは引き続き「翁長知事支援」とのことですが、金秀サイドや県民投票実施派との絡みで「元祖オール沖縄」vs「本家オール沖縄」の対立が発生という展開も想定できますが、果たして。


最近、国政界隈であの話にまた火がついてますね。

それを今まで取り上げなかった理由。
○永田町の動きや巷の声が「首を取れ」な言動と、そに対するカウンターばかり目立って、真相かどうなのかに至らない
○それ故に、どの情報が本物かわかりにくい
○結果、めんどくさい

そういうこと。

もっとやるべきことあるでしょ
りっぽうふ
とにかく
もう面倒くさい


こんなニュースが沖縄タイムスに載るとは、という感じもするけど、公職選挙法絡みだからね。


割とどこでもありそうだけど、役所の幹部ということで、公職選挙法や地方公務員法での禁止事項に触れかねない件。

これから選挙に臨むみなさんは要注意、ということで。


名護市辺野古のキャンプ・シュワブと付近の海域で工事が進む、普天間基地(飛行場)の代替施設。「辺野古新基地」ともいわれるアレ。
その基地計画を阻止しようと、翁長知事や知事を支援する“オール沖縄”が、いろいろなことをやってます。

その阻止手段のひとつ。沖縄県が政府を相手に起こした、岩礁の破砕を伴う工事の差し止めを求めた裁判。
那覇地裁の判断は…「審判対象にあたらない」と県の要求を却下しました。
判決が出るまでの「破砕行為禁止」を求めた仮処分も却下です。

まあ、そうなるよな、と。県は控訴をするでしょう。
それに、現状は護岸の工事もある程度進んでますし。
そろそろ何らかの落としどころを探ってもいいと思うけど、翁長知事サイドは頑なですね。
そもそも普天間を辺野古に移すのは、それ単体ではなく、沖縄にいるアメリカ海兵隊の一部をグアムに移し、嘉手納基地よりも南の基地・施設の多くの返還を伴うものだったよね。
普天間・辺野古に固執するあまり、大きな負担軽減を見逃してないかな、というわけです。


保守側が割れたことで、“オール沖縄”側にとってはチャンスな構図だった石垣市長選ですが、蓋を開けると

【選管最終】
中山義隆 13,822
宮良操 9,526
砂川利勝 4,872
(投票率73.55% 投票総数28,421 無効201)

現職3選。それも、4,296とそこそこな差をつけて。
自民党や公明党ががっつりてこ入れしたんでしょうな。

ここで票数を確認。

まずは前回2014年と比較
中山義隆 15,903
大浜長照 11,881
この時は仲井真知事時代で“オール沖縄”は黎明期、大浜陣営は従来の革新政党中心の構図。ところが、宮良陣営は大浜陣営よりも得票が少ない。
支持基盤が割れた中山陣営の票の減り方と比較しても
(中山)
15,903→13,822 -2,081
(大浜→宮良)
11,881→9,526 -2,355
減り幅が中山票より大きい。票差も4,022から4,296と拡大。
保守側が割れた割には、意外だな、と。

次は「中山vs(宮良+砂川)」で比較。
中山 13,822
宮+砂 14,398
現職不満票がそれだけあるかな、という目安程度?
政策的に宮良+砂川はあり得ないからな。

〆は「(中山+砂川)vs宮良」
陸上自衛隊の配備に対するスタンスからの比較ですね。
(中山=事実上容認、砂川=容認だが現計画は反対、宮良=配備自体反対)
中+砂 18,694
宮良 9,526
配備容認側がほぼダブルスコアじゃないですか。
ただ、これはあくまで単純計算。駐屯地予定地の自治会は反対決議をしており、現在も生きてるので、防衛省は説明や情報提供を特にしっかりとやる必要があるといえるでしょう。


沖縄県の翁長知事の周辺で、また動きが。
知事就任時から支えてきた浦崎唯昭(うらさき・いしょう)副知事が辞任しました。就任時からというか、那覇市議の同期という親密っぷり。
後任は謝花喜一郎知事公室長。

理由は「知事の考え方が浸透し支える職員が育った」ということや、年齢も指摘されてますが、このタイミングはいろいろ憶測呼びますね。
オール沖縄会議から金秀のトップが抜けた直後で、翁長知事を支える側の保守系要人がまた減ったわけですから。

「浦崎さんが退いても大丈夫」なのか。
「浦崎さんが退いてさらに厳しい」のか。


普天間飛行場の代替施設(辺野古新基地)に反対という目的でまとまり、活動し、翁長知事を誕生させ支えてきた“オール沖縄”。
その屋台骨に影響を与えそうな出来事が発生しました。

金秀グループの呉屋守将会長(「呉屋守將」とも表記されるので、両方書いておのうね)が、オール沖縄の運動体組織「オール沖縄会議」の共同代表を辞任しました。
報道では、名護市長選の敗北の責任を取るというもので、辞任後も辺野古新基地反対のスタンスで翁長知事を支えるとのこと。オール沖縄会議からは慰留や顧問就任の打診もありましたが、それも固辞しました。

選挙で敗れた責任ねぇ。
呉屋会長なりのけじめのつけ方とも取れるけど、選挙結果って、呉屋会長だけが詰め腹切らされるようなものではないように感じるなぁ。責任取って何らかのポストから退くのであれば、革新政党側の人じゃないかな、と。
そうなると、「呉屋会長がオール沖縄から抜けたor距離を置き始めたのでは?」という見方もできます。
辺野古新基地阻止の姿勢は変わらないとしています。しかし、今後の活動について気になる点がひとつ。

「沖縄の過重な基地負担に理解を示す、自民党の国会議員の後援組織をつくる」

ふーん。理解を示す人を支えるとはいいますが、自民党は普天間の代替施設を進める立場です。
自民党の中でシンパを増やして方針を転換させようという策のように見えますが、代替施設の工事は護岸部分にとりかかり、着実に進んでます。仮に1年以内に自民党の国会議員の過半数を「辺野古新基地反対」に転換できたとしても、その頃には埋め立てに着手してるはず。時既に遅し、か。それに、代替施設はアメリカも関わるので外交案件。簡単には転びません。

だとすれば、その後援組織はどういうものか。辺野古は阻止できなくても負担軽減につながる新たな道を模索してるのか。

“オール沖縄”と標榜してますが、オール沖縄と共同歩調を取った保守系議員が相次いで議席を失い、従来の“基地反対系”革新政党の共闘と変わらなくなってきていました。
そこに、オール沖縄における経済界・保守系の重鎮が要職兼看板ポジションから離れる展開。

オール沖縄が“オール”ではなくなる決定打でしょうか。
看板・理念が、実態とそぐわなくなった瞬間。


沖縄選挙イヤー2018・3rdステージは石垣市長選。
3月4日告示、11日投開票。まずは候補者をおさらい。

【届出順】
宮良操(みやら・みさお)=社民、社大、共産、自由、民進推薦
中山義隆(なかやま・よしたか)現職=自民、公明、維新推薦
砂川利勝(すながわ・としかつ)

こちらは、保守系が割れる構図になりました(中山陣営と砂川陣営)。自民党の県議だった砂川さんが現職に反旗を翻す形で出馬、党を除名されてます。
単純に見ると、オール沖縄の宮良陣営が有利です。

でら、票を読んでみるとどうか。
前回2014年の選挙は
中山義隆 15,903
大浜長照 11,881
票差は4,022。

次は2017年の衆院選での、石垣市内分の票は
富川泰全 728
仲里利信 9,098
西銘恒三郎 9,919
西銘と仲里の票差は821

2014年の中山票、2017年の西銘票を単純に割ると、オール沖縄側が漁夫の利を得る展開になってもおかしくないです。どちらも割れてカオスになった2017年の宮古島市長選とは様相が違うね。

ただし、そのままの結果になるとも限らないもの。

今回は自衛隊の配備が主要争点のひとつになってます。各陣営のスタンスは。
宮良:絶対反対
中山:事実上容認だが、住民の声を聞いてから
砂川:現在地の計画は白紙だが、配備は必要
割れてますね。中山陣営と砂川陣営は配備の必要性は認識してますが、現行計画への対応が分かれてます。宮良陣営は“オール沖縄”ですが、自衛隊にもNOと言うあたり、旧来の革新政党色が強い感じ。

さて、どうなるか。

通常国会開会中。

働き方改革やなどいろいろ議論されとりますが、憲法改正もどこまで議論が進むのか。
現時点では、安倍総理の提起した「9条の1・2項はそのままに、3項で自衛隊を明記」という話がトピックか。

戦力不保持の2項に対する但し書きというのは、わからなくもないけど、「自衛隊」って明記するのはどうかな、と思いますね。
憲法で組織の名称も含めて定義すると、何らかの手直しが必要な場合に面倒なことにならないかな、と。
「国民および国民の財産、国土の防衛、周辺や国際社会の平和に資する実力組織を保持することができる」といった文言にして、それを元に、自衛隊とその設置の根拠法となる自衛隊法がある、といった形がスマートじゃないかな。

自分は“但し書き”の追加よりも、2項を上記のように手を加える方がいいと思うけどね。


名護市の米軍基地キャンプ・シュワブへの普天間飛行場の統合。
そんな「辺野古新基地」ともいわれる計画に反対を掲げ、あらゆる手段で阻止すると表明している翁長知事ですが、またひとつ基地反対派の外堀が埋まるイベントが発生しました。

防衛省の出先で工事にも関わる沖縄防衛局が申請していた、埋め立て海域で見つかった稀少サンゴ「オキナワハマサンゴ」の特別採捕許可。
沖縄県が許可を出しました。

知事は「新基地」を阻止する手段のひとつとして、サンゴの採捕許可を挙げていたのですが、結果は阻止ではなく許可でした。
反対派にとっては、埋め立て土砂の海上輸送に次ぐ痛手であり、期待してたはずの知事が「思ってたのと違うことをした」結果です。人によっては「また裏切られた」と感じてるかも。

知事サイドとしては、ここで不許可にしたとしても、防衛局の不服申し立てから裁判に持ち込まれては勝ち目がないと判断したのでしょうか。あるいは、知事側が出す切り札を、おそらく最大級の「埋め立て承認の撤回」に絞って切りどころを考えているか。
しかし、現場である名護市の市長選で知事側は負けました。世論調査などの根拠を元に、知事は「民意の多数は新基地反対」としてますが、主張のベースが弱くなったのも事実。

翁長知事支持者・基地反対派の間では、
「意思を明確に示すために県民投票を」
「県民投票する時間はない。今すぐ撤回を」
と意見が割れてます。
そして11月には知事選。

“オール沖縄”は破滅に向かうのか。あるいは。